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2009年10月28日 (水)

バナナの使い道

一昨日やっとラオス事務所のインターネットが再開通しました。さっそく、ラオス事務所からの近況報告、赴任して間もない(三週間が経ちました)私の小さな驚き、感動、がっかりなどなど、お伝えしていきます。どうぞよろしくお願いします。

先週は北の古都ルアンパバンで、教員養成学校のラオス語教員と、学校図書室を担当している現職の教員を対象に二つの研修を開催してきました。

100small_2 二つの研修で、当会出版の「ぼくはどこへいくの?」を使用しました。このお話では、主人公の「バナナちゃん」と「ビニールぶくろくん」が風に吹かれながら、ラオスの食生活や習慣を転々とし、環境について考えさせます。ラオスの生活が色とりどりに描かれているこの絵本は、私もお気に入りです。

さて、このおはなしに登場するバナナが、日々の自分たちの生活の中でどのように使われているのか、研修を受けた先生達が模擬授業で小学校4年生に尋ねました。班毎に子どもたちがアイディアを出し合うのですが、出てくること出てくること。一部をご紹介します。

バナナの木の幹は、
・刻んで畑に蒔く肥料として使う。
・豚にやる飼料として使う。
・カオラム(竹の中にもち米やココナッツミルクが詰めて炊いたもの)を作るときに、バナナの幹に立てかけて炙る。
・ロイガトン(日本の灯籠流しの様な伝統行事)の灯籠(ガトン)として使う。

バナナの葉は、
Ttc_lpb_8・食べ物の下に敷いたり、受け皿として使う。
・いろいろな料理を蒸すときに包む。
・バーシー(新年、出生、結婚、死別等人生の節目や、歓迎、送別、快気、厄払い等人の動きに応じて行う儀式)の祭壇の飾り付けに使う。
・市場で売られている鶏の丸焼きの首が付いていた部分に詰める(空洞にハエが入らないように)。

バナナの実は、
Ttc_lpb_9・焼きバナナ(皮をむいて七輪であぶる)
・揚げバナナ(とひとことで言っても、熟れて黄色くなったバナナ、クワイ・スックもあれば、まだ緑のクワイ・ディップもあります。衣も、小麦粉、砂糖の他に、ココナッツを入れたり、ごまを混ぜたり色々な種類があります。)
・ゆでバナナ(皮付きでゆで、お湯からあげてから皮をむく。)
・干しバナナ(茹でてから干したりもする。日持ちする)
・カオトム(バナナの葉でもち米とバナナを包み蒸したあまい食べ物。他にも豚肉入りや色々な種類があります。)

子どものアイディアからは出てきませんでしたが、出産後女性が横になって休む際、バナナの幹をベッドの下で燃やし、体を温めるそうです。バナナの幹は水分を多く含んでいるので、燃えるときにゆっくりと低い温度で燃えるのだそうです。

日本の子どもや大人たちは、一つの植物の利用法をこんなに挙げられるでしょうか。一つの植物を多様に活かすラオス人の知恵に、生活の豊かさをかいま見た気がしました。 (ラオス事務所 秋元波)

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