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2010年5月17日 (月)

心沁みる週末

La_tete_de_maman_3フレンチセンター(ラオス版日仏学院)で、フランス映画を観終えた後、久しぶりの映画鑑賞で、それもなかなか良い映画で、ウキウキと気分が高揚し、自転車を走らせていた。ピンポンマーケット(ちょっと洒落たスーパー)で、ワインを買って、パスタの材料を買って料理しようかなぁと考えていたが、映画観たついでに贅沢しちゃいたいな、という気分に駆られ、噴水広場のクレープレストランの前で自転車を止めた。

先週、フレンチセンターで、”European Film Week”というのをやっていて、一週間毎晩、無料でヨーロッパ映画の上映会をしていた。金曜日の夜に初めて足を運んでみた。遅れて到着した私は座席が見つけられず、階段に腰掛けることになった。土曜日の最後のショーは、外は土砂降りだと言うのに満員御礼で、会場はぎゅうぎゅう。エンターテイメントに飢えたForang(ラオス語で「外人」という感じ。たいてい白人を指す)が、ステージの前に敷かれたござやステージの端に座り、映画を楽しんだ。会場は熱気でもわーんとしていた。

ラオス事務所代表のダラーさんは、子どもの頃、親の目を盗んで映画館に通ったと話してくれたが、フランス植民地時代のものだろうか。ひと昔前までヴィエンチャンにも数ヶ所映画館があったと聞くが、ソ連とつながりがあった施設なのだろうか。今は、アイテックというスーパーやボウリング場が入った施設に唯一の映画館があるらしいが、まだ行ったことはなかった。

その夜、久しぶりの映画は、待ちに待った雨が乾季のヴィエンチャンの街を潤すように(実際私はずぶ濡れで映画館に到着)、私の心身に沁みた。ラオスの他の県に暮らす方には、ヴィエンチャンにいながら何贅沢を言うかと、怒られるだろうけど。日頃、エンターテイメントに囲まれた暮らしをしている人が観ても、心を動かされないのかもしれないけれど、ご参考のために、私の心身(身はワインでだけど)を潤した映画をご紹介。
La Tête de Maman
Kirikou and the wild beasts (「キリクと魔女」の第2弾) 
(ラオス事務所 秋元波)

2010年5月 5日 (水)

出張の成果

出張に行くと、ヴィエンチャンでは食べられない郷土料理が食べられたり(一番おいしい県はルアンパバンかな?)、その地域特有の織物を買い物したり、ゲストハウスで修羅場の多いタイのドラマを観たり、運良くケーブルがあれば洋画チャンネルが見れたり(ヴィエンチャンの住まいにはテレビがない)というような、楽しみも満載です。

Shin_2 昨日、今シーズンの出張でどのくらいの収穫があったんだろうと、シン(ラオ族の民族衣装で、筒状にした織物のスカート)を並べてみました。洗濯に出しているシンもありますが、これが今シーズン(昨年10月~4月まで)の出張の成果(「お買物編」のですよ~、事務局長!)です。我ながら個性豊かな素敵なシンをそろえたな、と自画自賛。

並べてみて、ふと、すべて木綿のシンであることに気がつきました。ティンシン(シンの足という意味。シンの下の細かい織や刺繍部分)に絹の織があるものはありますが。

高品質の絹織物が有名なラオスで、入手した十数着すべて木綿とは、自分でも意外。ラオスはシルクも良いが、コットンもいいんだよ~、と宣伝していこうと思います。

どこで買ったんだっけと、出会いの場所を思い出してみると、北からルアンパバン4着、ヴィエンチャン都4着(うちフアパン県サムヌア産2着、サワナケート産2着)、ボリカムサイ1着、サワナケート2着でした。サワナケートは木綿の織物や藍染めが有名な県です。11県行った中で、4地域の織物しか入手していないという傾向からすると(他の地域にも織物はある)、これらの地域の織物が私のツボで懐事情的には要注意地域ということがわかります。そして、シン以外のトップスや他の織物製品、パービエン(伝統的な肩掛け布)などを数えてみると、ルアンパバン県、サワナケート県産がだんとつ豊作でした。

Basketsこちらは、出張の成果、籐・竹製品部門。バスケット2つはサイヤブリ、籠1つはウドムサイ、ござ、籠、パーカオ(ラオス版ちゃぶ台)はアタプーに行った時の収穫。

次回のラオス旅行のご参考に。 

(ラオス事務所 秋元波)

祝ツール・ド・ラオス完走!

今シーズンの遠出出張終了!パチパチパチ~!

昨年10月以降、全国17県(ヴィエンチャン都含む)のうち11県に行き(通り過ぎた県は数えない)、教員対象の研修を行ったり、新しい図書室を開設したり、古い図書室の活用状況を見てまわりました。私が行かなかった出張もあるので、11県以上行ったスタッフもいます。これから8月末頃までは、雨季となり移動がしづらくなり、学校も休みに入るので、これまでのように絶えず地方に行くことはなくなります。

南部に向かう道路は大半が舗装されているので道中快適でしたが、北部でもルアンパバンより北に行くと赤土のでこぼこ道が多く縦横揺れが激しいです。ヴィエンチャン都内でも、サイヤブリ県へ続くメコン川沿いの道路はずっと赤土の舞う道路です。何度車のガラス窓に頭をぶつけたことでしょう。車で移動し続け、3日目の午後にようやく目的地に到着したこともありました。といっても、同僚にきれいな景色がもったいない!と言われても、移動中は寝てしまう私ですが。同じ場所に2~3日宿泊できれば、ゲストハウス住まいとは言え落ち着くのですが、毎日距離の離れた学校を訪問するとなると、毎朝カバンをまとめ移動することもしばしばです。

Kids_lpbしかし、現地に行かないと、子どもたちや、先生に直接本の楽しさを伝えることはできないし、美しい報告書からだけでは、図書室の活用状況やその学校が抱えている課題はわかりません。遥々車に揺られて来て、熱心な先生や、たくさんの本が借りられている図書室に出会うと嬉しく、励みになります。その逆の場合は、かなりへこみますが、行ってみないとわからない課題が見え、来る必要があった、とやはり思います。

Khamu_kids_vtp_2学校図書室の活用度は、たいてい担当の先生や校長先生が熱心かどうかで決まってしまいます。県や郡教育局の担当職員が読書推進活動に関心があるかどうかも多少影響します。

しかし、年齢や地域によって、シャイな中学生や、紙芝居を読むボランティアの周りで雪崩になりそうな勢いで群がるモン族の小学生など、反応の違いはありますが、絵本や読み聞かせに興味を示さない子どもはいなかったように思います。
今後は、たくさんの学校をまわって見たことを踏まえ、私たちのサポートの仕方を見直していきます。

出張用のカバンしまおうっと。(ラオス事務所 秋元波)

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