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2010年6月22日 (火)

いってらっしゃ~い!

Group_photo_22jun10_3 先ほど、日本に向かう10人の中高生と引率の先生をヴィエンチャン空港で見送ってきました。お父さん、お母さん、兄弟や友達なども見送りに来ていました。

これまで飛行機に乗ったことがある子どもは10人中2人。でもその2人も、お隣のタイに行ったのであって、今回とはドキドキ感が違いまSaying_bye_to_mama_22jun10 す。今回の訪日はちょうど10日間の予定ですが、12歳から15歳の子ども達、こんなに長く家を離れたことがない子どももいます。イミグレーションへのドアをくぐる前に、お母さんに抱きしめられて寂しくなったのか、心細くなったのか涙する女の子。かと思いきや見送りに来て涙を溜める母を横目に、軽い足取りで笑みを浮かべて手を振っていく男の子。
みんな元気でいってらっしゃ~い。

Boy_with_kieboard_22jun10 発表のための小道具や衣装、楽器を持っていくこともあり、荷物が多いのが気がかりですが、送り出してホッとしました。東京で一行を迎えるボランティアの方々、スタッフにとっては、多忙の日々が続きますが、初めての日本で驚いたり感動したりする子ども達の反応をそばで見られるのを羨ましく思います。

Kids_reharsing_22jun10 当会では、子ども達の日本滞在中に、歌や踊り、古典詩の演劇を通してラオスの子ども達、文化を知ってもらうためのイベントを開催します。みなさま、奮ってご参加ください!(ラオス事務所 秋元波)

2010年6月 7日 (月)

ヴィエンチャンから来たサンタクロース

ラオスのこども・ラオス事務所ボランティアグループは、6月1日の子どもの日に先駆け、5月29日にヴィエンチャン都の東に位置するボリカムサイ県のモン族の子どもたちの小学校に出掛け、紙芝居を読んだり、歌を歌ったり、ゲームを行う出前イベントを実施しました。

この日の出前先の学校は、ボリカムサイ県教育局の担当官と話し合い、絵本や図書室の支援をまだ受けていない学校を選びました。子ども文化センターの中高生や、ラオス国立大学のボランティアを募ると、なんと私たちスタッフを含めるとボランティアグループが42人まで膨れ上がりました。出発前日は、協力者から寄付していただいたお菓子や牛乳が事務所に積まれました。
私は、私達は1年に1度、子ども達にワクワクを届けるサンタクロース集団みたいな感じなのかなぁと、初めてのラオスでの子どもの日イベントを捉えていました。学校の先生も、村の人々も私達ALCボランティアグループの出前イベントを心待ちにしてくれていて、訪問の数日前、当会スタッフが先生に電話し、植樹用の木を100本ほど寄付したいと考えているが、と伝えると、「(木を植える)穴を掘って待っている」という応えが返ってきたのには笑ってしまいました。

Kids_waiting_at_playground車6台のキャラバンが10時過ぎに学校に到着すると、日陰のない校庭で子ども達が待っていました。心なしか、背丈の小さなちびっこ達が多い気がします。土曜日ですが、制服を着ていた子ども達は、どの子も年季の入った深~い白のシャツの子ども達。そして、初めは少し恥ずかしそうな様子。
休憩時間に、前日に袋詰めにしたお菓子、牛乳を子供達一人一人に手渡すけれども、最初は大事に机の中にしまう子ばかり。「食べていいんだよ」というとムシャムシャムシャ。

Dancing_kids4Dancing_kids3ボランティアの中高生が、輪になって歌を唱ったり、踊りを教えたりしますが、このようなお遊戯にあまり慣れていないと見えた子どもたちは、恥ずかしいのもあいまってなんだか最初はおぼつかない様子、でもだんだん慣れてくるものなのか、表情も柔らBlowing_bloons_3かくなり笑顔も見えてきます。夕方、自分で膨らました風船、お菓子、絵本を抱えて帰る子供達は、嵐のようにヴィエンチャンからやってきたお兄さんお姉さんといつもとはちょっと違う一日を楽しんだようでした。

しかし、なんとなく素晴らしいイベントと一言で自賛できない晴れない気持ちが私には残りました。
Green_water_for_kidsお菓子や飲み物を渡すとき、大学生ボランティアたちは、子供達に、「合掌してからよ」と言って、 子供達に胸の前で合掌させてから、渡しました。これは、ラオ族の礼儀作法です。
ラオスの学校では、どんな民族の子どもだって、ラオス語で授業を受け、ラオ族の礼儀作法を覚え、ラオ族の歴史、世界観を学びます。この教育方針は、私達ボランティアグループがこうして1日の特別イベントをやって、合掌を教えたって、教えなくたってこれまでも、おそらくこれからも続いていくことです。このボランティアの大学生にしてみたって、本人がラオ族かどうかに 関係なく、学校で(ラオ族であれば家庭でも)お礼の方法として合掌することを教わってきたわけで、それをモンの小学生に教えることもごく自然な、習慣的なことだと思います。その大学生ボランティアたちのお菓子の渡し方を見ていて「そういうものかぁ」と眺めながら、私が渡す番になると私も「合掌してね」と彼らのやり方をなぞりお菓子を、手渡していました。その時、自分の言葉でないような、言葉だけがひとりでに出てしまったような感覚が残りました。

私は、政府が決めた教育方針をどうすることもできないし、実際ラオスで生きていくモンの子どもがラオ族の礼儀作法を知っておくのは必要なことだと思う。けれど、次にまたこういうチャンスがあったら、私は「モンはどうやってお礼するのか教えて?」って聞いてみようと思う。 (ラオス事務所 秋元波)

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