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2010年7月25日 (日)

ようこそ、岡田外務大臣!

私は数日前からソワソワソワソワ。

本日夕方、岡田外務大臣が当会が支援するヴィエンチャン都子ども教育開発センター(CEC)をご訪問されました。

子ども達は二列になり御一行を待ちます。

「ねぇ、誰が来るの?」ときちんと整列している9月から小2になるの男の子に聞いてみる。
「ケーク(お客さん)」と言う。
「ケークってだぁれ?」と聞くと、「ニープン(日本人)。」と答える、、、。
あんたにゃ、私のソワソワはわからないわな、と思いつつも、ふふ、かわいらしい。

そして、当会ラオス事務所代表ダラーさんが「日本の外務大臣がいらっしゃるのよ。このセンターを建てるための資金を出すのに許可を出してくれてくれた人よ(※当時は岡田大臣ではありませんでした)」とおさらいする。

Entrance_25jul10さて、岡田大臣は、予定よりも早く到着されました。CECにお越しいただきましたが、我がNGOの活動に関心を持って下さったということだったので、会の教育支援活動全体について、ダラー代表、私からご説明をしました。

Presentation_25jul10教員対象の研修を行っても、研修で習った内容が実際の授業の場で生かされていないことが多い。副業をいくつも兼ねている先生には、授業のために準備をする時間や、授業に注ぐ熱意に欠けるというのが現状、と私達の活動の中で感じた課題を挙げると、大臣は同席した教育局長に対し、「どうして、教員のお給料が低いのですか」と言う質問をしました。「公務員の給料は国の歳入と相関関係にあるので、大幅に上げることは難しい。しかし、次年度は教育分野のための予算を17%アップす るので、その中で教員の待遇が改善されていくことを期待している」と、ヴィエンチャン都 教育局局長のケオパンヤーさんが応えました。素敵な四駆がたくさん増えるだけではありませんように、、、。

Group_photo_25jul10 会の活動説明とメッセージをお伝えした後には、子ども達の合唱を聴いて頂きました。「グラー・パクセー(パクセーのバラ)」の熱唱が終わると、ダラーさんが「もう1曲お聴きになりますか?」とお伺いしたもので、ややむりやり(?)もう1曲日本語の歌「花」を聴いて頂き、最後に子ども達と写真撮影をして次の訪問先へ出発されました。

Shaking_hands_25jul10_3タイトなスケジュールの中、私共のNGOの活動に関心を持って頂き、ご訪問して頂いたことをとても光栄に思います。また、今回のご訪問が、今後日本政府とNGOが協働しながらラオスで教育支援を行っていくためのひとつのステップになることを期待しています。 (ラオス事務所 秋元波)

2010年7月 8日 (木)

小さなアーティスト

Art5数年前にこのブログでご紹介したラオス事務所スタッフの息子、独創的な絵を描くペックくんはあと2週間で、7歳になります。9月からは2年生、ここにある5つの絵は彼の最新作です。絵を描くのが幼い頃から大好きで、お母さんにくっついて、当会主催のブックフェスティバルに来て、子ども達の人だかりができているな、と見てみると、輪の真ん中にペックがいて黙々と(でもちょっと得意げに)絵を描いていたりします。

でも、お母さんによると、ペックが学校で描いて持ち帰ってくる絵ははっきり言って退屈なへたっぴな絵だそう。「なんで学校で描くとこうなるの?」と聞くと「先生の描く絵を写さなくちゃいけないから」だそうです。ラオスの学校ではお絵描きの時間は、「絵を写す時間」と言った方が適切です。先生が黒板に描く、花やマンゴーを生徒達は写します。

Art1数ヶ月前は、恐竜ブーム全盛期だったらしく、年がら年中いろんな恐竜を描きまくり、これはナントカザウルスと教えてくれました。ちょっと変わっているのが、恐竜の頭や胴体から描くのではなく、あしの爪から、あし、脚から胴体へというように、紙の隅から恐竜が生えてくるみたいに描くのです。

Art2

最近は、コンピューターを使って、絵を描くのが楽しいみたいです。
今は夏休みなので、お母さんについて図書室&当事務所に来ることもあり、お母さんが席を立った隙にコンピューターを陣取り、お絵描きしています。
でも、紙に描くのが飽きたかというと、そういうわけでもなく、紙にも描く、ちぎり絵も切り絵も今までどおりやる、そしてコンピューターも使うと、ペックのアートの世界は広がるばかりです。

Art4

割れた鏡

Art6

ペックの家族
髪の毛がクシュクシュしているのが、ラオス事務所所長であるお母さん。実際、お母さんは天然パーマ。ネコのティガーは旅に出たまましばらく帰って来ていないけれど、絵の中ではペックのとなりで笑っています。(ちなみに、2008年のブログの絵も彼の家族を描いたもの。)

(ラオス事務所 秋元波)

ちびっこナックサデーンにくぎづけ★

「のっしのっしのっしのっし」と声を掛ける先生。
ペタペタペタペタ、と二頭登場。
「鳴き声は?」と先生。
「キャ~~~」
「ヒャ~~~」と二頭。
ワークショップに参加した中で一番小さい小学校1年生の女の子たちがゾウになった。
全然、象に見えない。
では、大きな耳を付けてみようと、段ボール紙で作った耳を付けさせるとゴムで頭を締め付けられて痛いと長く付けていられない。

練習中、自分の出番が終わるとすぐにどこかに行っちゃうゾウさん。
フィナーレの時に、全部の動物が登場するから黒カーテンの後ろにいて欲しいのに、、、。
「ゾウはどこ行った?」
「トイレ~」と他の子。
「あれ、またゾウが消えた!」
「水飲みに行ったー」と他の子。

Elephants_in_the_show発表会の当日、本番開始30分前からリハーサル開始。
「あれ~、まただ、ゾウは?」
てけてけてけ、と観に来てくれたお父さんのところに駆けて行って1,000キップ札(約12円。うどん一杯は10,000キップくらい)をもらって、売店に行って買い食いしている。皆が「サ~~ン(ゾウさん)!」と呼んでいるのに気付くと、ピンク色のジュースを飲みながら、キャハと笑っている。

Warmup

先週から、夏休み企画で、小中学生を対象に身体表現ワークショップと発表会をやっている。1ケ所目は、ヴィエンチャンの街の中心からちょっと離れたシーサタナーク子ども文化センター(Childrens Culture Centre=CCC )で行った。

Practicing_chickens_in_groupラオスの学校は、都会では音楽やお絵描きの授業が行われるようになっているみたいだが(ヴィエンチャン都内の私立校では芸術科目を取り入れているところが多いが、公立校では先生の描いた絵を生徒が写すというお絵描きの授業以外、私は知らないけれど)、地方に行けば芸術科目や体育(体操は見たことある)はあまり実施されていないと聞く。

今回のワークショップ中に、妹のお守りがあるでしょ、とお母さんが呼びに来て途中で帰らなくてはいけない子どもが何人か(ゾウさんも)いた。そもそも中学生(11歳以上)の子ども達は、夏休み中はCCCの目の前にある縫製工場でアルバイトをするからと数人しか集まらなかった。

Frogs_in_the_show_3

でも、ラオスの子どもも体を動かしたり、絵を描いたり、ものを作ったりするのが大好き。日本人とラオス人の3人組の講師達がちびっこたちのエネルギーをどんどん引き出していった。ちびっこ組とは高度な作品は作れないけど、動物をやらせると楽しくてたまらないみたいだから、動物メドレーをやらせてみよう、と先生たち。1年生~3年生までが、うさぎ、ゾウ、にわとり、カエルの中からなりたい動物を選んで、サデーンをした。

カエルは嫌いだけど、この子達のカエルなら目に入れても痒くもない。子ども達はカエルをそこいらで見るからだろうか、跳ね方がカエル入ってる。オップオップオップ。

FinaleAudience

発表会には、子ども達の父兄を含め、多くのお客さんが集まってくれ、子ども達はいつも以上にはりきりモード。ラオスの子ども達の肝は据わっていて、堂々とパフォーマンスを披露し拍手喝采を博し、皆誇らしげだった。緊張していて、あたふたし太鼓のリズムをはずしたりしていたのは、ピエロ役のCCCの先生くらい。
自由に跳ね回るゾウやちびガエル達に釘付けの一週間だった。こんなワークショップが実現できて良かったな、と感じているのは子ども達よりも、大人の方かもしれない。(ラオス事務所 秋元波)

※ナックサデーン=役者。サデーン=見せる、演じる。

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