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2010年7月 8日 (木)

ちびっこナックサデーンにくぎづけ★

「のっしのっしのっしのっし」と声を掛ける先生。
ペタペタペタペタ、と二頭登場。
「鳴き声は?」と先生。
「キャ~~~」
「ヒャ~~~」と二頭。
ワークショップに参加した中で一番小さい小学校1年生の女の子たちがゾウになった。
全然、象に見えない。
では、大きな耳を付けてみようと、段ボール紙で作った耳を付けさせるとゴムで頭を締め付けられて痛いと長く付けていられない。

練習中、自分の出番が終わるとすぐにどこかに行っちゃうゾウさん。
フィナーレの時に、全部の動物が登場するから黒カーテンの後ろにいて欲しいのに、、、。
「ゾウはどこ行った?」
「トイレ~」と他の子。
「あれ、またゾウが消えた!」
「水飲みに行ったー」と他の子。

Elephants_in_the_show発表会の当日、本番開始30分前からリハーサル開始。
「あれ~、まただ、ゾウは?」
てけてけてけ、と観に来てくれたお父さんのところに駆けて行って1,000キップ札(約12円。うどん一杯は10,000キップくらい)をもらって、売店に行って買い食いしている。皆が「サ~~ン(ゾウさん)!」と呼んでいるのに気付くと、ピンク色のジュースを飲みながら、キャハと笑っている。

Warmup

先週から、夏休み企画で、小中学生を対象に身体表現ワークショップと発表会をやっている。1ケ所目は、ヴィエンチャンの街の中心からちょっと離れたシーサタナーク子ども文化センター(Childrens Culture Centre=CCC )で行った。

Practicing_chickens_in_groupラオスの学校は、都会では音楽やお絵描きの授業が行われるようになっているみたいだが(ヴィエンチャン都内の私立校では芸術科目を取り入れているところが多いが、公立校では先生の描いた絵を生徒が写すというお絵描きの授業以外、私は知らないけれど)、地方に行けば芸術科目や体育(体操は見たことある)はあまり実施されていないと聞く。

今回のワークショップ中に、妹のお守りがあるでしょ、とお母さんが呼びに来て途中で帰らなくてはいけない子どもが何人か(ゾウさんも)いた。そもそも中学生(11歳以上)の子ども達は、夏休み中はCCCの目の前にある縫製工場でアルバイトをするからと数人しか集まらなかった。

Frogs_in_the_show_3

でも、ラオスの子どもも体を動かしたり、絵を描いたり、ものを作ったりするのが大好き。日本人とラオス人の3人組の講師達がちびっこたちのエネルギーをどんどん引き出していった。ちびっこ組とは高度な作品は作れないけど、動物をやらせると楽しくてたまらないみたいだから、動物メドレーをやらせてみよう、と先生たち。1年生~3年生までが、うさぎ、ゾウ、にわとり、カエルの中からなりたい動物を選んで、サデーンをした。

カエルは嫌いだけど、この子達のカエルなら目に入れても痒くもない。子ども達はカエルをそこいらで見るからだろうか、跳ね方がカエル入ってる。オップオップオップ。

FinaleAudience

発表会には、子ども達の父兄を含め、多くのお客さんが集まってくれ、子ども達はいつも以上にはりきりモード。ラオスの子ども達の肝は据わっていて、堂々とパフォーマンスを披露し拍手喝采を博し、皆誇らしげだった。緊張していて、あたふたし太鼓のリズムをはずしたりしていたのは、ピエロ役のCCCの先生くらい。
自由に跳ね回るゾウやちびガエル達に釘付けの一週間だった。こんなワークショップが実現できて良かったな、と感じているのは子ども達よりも、大人の方かもしれない。(ラオス事務所 秋元波)

※ナックサデーン=役者。サデーン=見せる、演じる。

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