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2010年10月12日 (火)

ゴールデントライアングルの甘い蜜の香り

Southeast_asia_map最近、ラオスの端、ボーケオ県フアイサイ(Huay xai)に行ってきた。端とは言え、メコン川を渡ればタイ・チェンライ県なので、対タイとの人やものの動きが活発な町である。この町から、ラオスに入り古都ルアンパバンへとスローボートで下ったり、この町からタイへ渡る観光客も多い。とは言っても夜になれば、一軒の焼きアヒル屋さんが仕事帰りの人たちで賑わう程度でひっそりとしたもの。
Bokeo_casino3

このフアイサイからメコン川沿いを上流に向かって1時間強、車で移動したところに、ラオス・タイ・ミャンマーの3国の国境が出会うゴールデントライアングルがある。私たちが、ここへわざわざ足を運んだのは、川に揺られる国境を眺めるためでも、かつての麻薬密造地帯の危険な匂いに誘われBokeo_casino2たからでもない。陸の孤島に突如として現れた、巨大カジノタウンを見物するためだった。このカジノは中国資本で建てられたもので、なんと言っても大きい。その地域一帯の土地が売却されたらしく、その地域に暮らしていたラオス人住民は移住する必要があり、カジノタウンのはずれの移住予定地で住宅を建設しているところだった。

そのカジノタウンの中はまるで中国に迷い込んだみたいで、話される言葉、働いている従業員、近くの土産屋や食堂は中国のもので溢れていた。立ち並ぶ売店に中国のVCDやDVDはもちろんだが、書籍が売られているのにびっくりしてしまう。さすが中国文明、カジノでも本が買える!(何に驚いているかわからない方、まだまだラオスには本を買う習慣・文化がないので、地方では本屋に出くわすことがありません。)
その日は日曜日でギャンブラーはたくさんいて、タイバーツや、中国元が飛び交っていた。まだラオス人ギャンブラーは少数派だが、ラオス人は賭けごと好きなので、今後増えていくだろう。

Bokeo_casino1しかし、この建物の造りがお粗末。外壁は金色だけれど豪華とはとても言えない、未完成かしらと思うような張りぼてみたいな建物ばかり。ボーケオ県のある郡教育局の人は「ラオスがタイに勝つためには、中国のバックアップが必要なのだ」と言っていた。常にタイを意識してしまうのはラオス人の特質のようなものだけど、たしかにこんなパワフルな中国勢力を敵にすることは避けたかっただろう。
フアイサイに戻ると、ゲストハウスのお姉さんは、この町の人でもギャンブルにはまって、車を売ったり、家を追Kamishibai_reading_bokeoわれる人がいるのよ~と嘆いていた。
ケシの密造と言い、カジノビジネスと言い、健やかな道を歩むことを許されないらしい、ボーケオ県で9月から2年前に終えた図書配布活動のフォローアップ活動を開始しました。(ラオス事務所 秋元波)



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