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2011年11月30日 (水)

図書活動と校庭の草の高さ

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先週、図書箱の活用活性化事業の評価訪問を終えました。対象校とした30校は2008年までに、当会が図書箱を届けた学校でした。数年経ち、研修を受けた先生が他の学校に移ってしまい活用できる教員がいなくなったり、本がねずみに噛まれたり、と各校によって異なる課題を2回の学校巡回訪問を通して、郡教育局の読書推進活動担当スタッフと一緒に解決に取り組んできました。30校の対象校のうち、事業の終盤に6校をモデル校として選定し、「良い活動を継続してね」と言う激励を込め、本棚や図書セット、サッカーボールなどを寄贈しました。
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モデル校は、学校中の先生が図書活動に携わっているかどうか、図書の活用度合、評価のポイントはいくつかありますが、要は活発に図書活動をやっているかどうかを評価し選定しました。しかし、全国4県に散らばったピカイチの6校を活動が停滞している学校と比較すると、面白いことにどこをとっても秀でているのです。図書活動担当の先生の熱意、校長先生の関心、協力の姿勢はもちろん、校庭の草の手入れまで行き届いているのです。

南部のチャンパサック県の学校で、たくさんある本を教員室に大事に保管するあまり貸出しをしない学校の校庭は水はけが悪く小さな校庭の端にあるトイレに行くのにくるぶしまで泥んこになってしまいます。中部ヴィエンチャン県の担当の先生1人に仕事を押し付け、校長先生も他の先生も図書活動に関心を示さない学校の校庭は草がボーボーに伸び放題でした。
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あまり活用されていない図書コーナー(ヴィエンチャン県)
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校庭の草は高く伸びたまま
(ヴィエンチャン県)

子ども達がいつも本を読めるように担任の先生が各教室に図書セットを持って行き意欲的に活動している学校の校庭は、日当たり良好で、かつ大きな木と木陰があり子ども達も遊びやすそうです。ボーケオ県のモデル校では、村人の協力を得て作られた、竹のシーソーで子ども達が遊んでいました。そういう学校が位置する郡教育局のスタッフは熱心で、教育局長も理解があります。必然なのでしょうが、良い学校を取り巻く環境はそのすべてが良いのです。
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休み時間に本を読む子ども達(ボーケオ県)
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村人が校庭に作った遊び場(ボーケオ県)

ラオス政府も、学校教育の質の改善のために、学校のマネジメント能力の強化に注力しています。そのために校長先生対象の研修を実施したり、村人で構成される教育開発委員会を設置しトレーニングを行っています。
私たちも、対象校の図書担当の先生だけではなく、校長先生、郡のスタッフにもトレーニングをし、局長にも話をするわけですが「気」の流れは関係あるのだろうか、と思いを馳せたくなります。モデル校の多くの学校が良い気に包まれているのを感じました。

大変だけれど排水の道筋を作り
(この最初の一歩が難しいのですが)校庭の水はけを良くしたら、子ども達は校庭で思い切り遊べるようになり、淀んでいた空気が流れ出し、先生もむくむくとやる気を出し、図書活動も活発になる、そんなことはないのかしら。今後、学校図書活動の活性化に取り組むときは、先生の研修ではなく校庭の草刈りか排水溝造りから始めてみようかな。(ラオス事務所 秋元波)

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コメント

こんにちは
図書活動をしっかりやっている学校は校庭の手入れまでしっかりできている・・・
なるほどなるほど、そうかも知れませんね
「気」の流れを改善する方法を見つけたらノーベル賞以上の価値ですぞ
そうでなくても1校でも多く改善できたら・・・やりがいある仕事ですね(^^ゞ

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