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2012年7月27日 (金)

図書館にいってみよう

久しぶりのブログ更新となってしまいました。

少し時間が経ってしまいましたが・・・、出張時に訪問した学校図書室の様子を赤井が報告します。
ラオスの学校に一緒に行ったようなつもりで、どうぞ・・・。

新刊本と紙芝居を渡すために、ヴィエンチャン県のある学校を予告なく訪問しました。(通常は事前に連絡をしますが、今回は近くの学校を訪問していた際に急遽立ち寄ることにしたため、予告なしになりました)
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学校入り口にある看板。訪問したのは「ナーワン小学校」。

授業中だったので、静かに図書室へ。
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学校の図書活動の様子を見る際、どんなことを見るかというと・・・・
まずは、棚に並べられた本。

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埃がかぶっていないか、適当に積み重ねられていないかを見ます。よく使っている本棚とそうでない本棚は一目見ればわかります。
ここでは、もともとは書類用だった棚に本を並べています。埃もなく、きれいに整理され、使われている様子です。

次は、本を開いて、貸出しカードの記録をチェック。
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貸出しカードをみると、今月の日付の貸出し記録もいくつかみられます。児童数124名の小学校としては、よく使われています。

次に、図書室の担当のブンスリー先生にインタビュー。
図書室は、午前と午後の休み時間に開いていて、教室でも本を使っているとのこと。
利用人数や貸出し人数を記録したノートも見せくれました。
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訪問した当日の記録もきちんと書かれていて、実際に図書室を使っている様子がわかります。

私がインタビューで先生に必ず尋ねる質問があります。
「子どもたちが好きな本は何ですか?」
これを尋ねると、どの程度活動しているのかがすぐにわかります。
インタビューの受け答えが上手な先生も、実際に本に触れる作業をしていないと、本の題名がでてきません。「昔話です」なんていう返答をしたりしますが、本の題名を出してもらおうとするとわからなかったり、昔話ではない本を持ってきて見せたりします。
逆に、インタビューの受け答えはスムーズでなくても、本の題名がスラスラと出てくる先生だと、この図書室は大丈夫、と私は思います。
子ども達に人気の本について先生が知っているということは、先生が子ども達の様子をよく見ていて、本に興味があるということです。それは、学校の図書室活動にっとって重要で、定着していくことにつながります。

この学校でも、ブンスリー先生はスラスラ答えてくれました。
『カンパーとピーノイ(小さなおばけ)』
『なんのどうぶつ?』
『穴に落ちたひよこ』
『詩で学ぶラオス語』
『おおきなかぶ』
『楽しい動物の話』
様々な種類の本がどんどん出てきます! こういう先生が居るとこなら大丈夫。インタビューを終わりました。

今回は滞在できる時間がとても短く、子どもたちにはインタビューできなかったけど、帰りがけに紙芝居を返却しにきた男の子を見かけました。
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配付した図書や紙芝居が使われていることが実感できる時が一番嬉しい瞬間です。


さて、この間しばらくブログを更新できなかったのは、大きなプロジェクトの申請書の作成が続き、スタッフ皆が掛かりきりになっていたためです。メンバーが何度も話し合い、何度も書き直しながら、総出で作成した書類をなんとか提出しました。
様々な事業申請書や報告書を作成する度に感じるのは、現地で必要とされているプロジェクトの内容を、書面で簡潔に伝えることの難しさです。申請書は書かれた文章で判断されることから、その表現にはとても頭をひねります。・・・いつもうまく伝わるとは限らず、でも、予算がなければプロジェクトは実行できないので、何度もチャレンジを続ける日々です。
図書室を利用して育ったラオスの子ども達が、いつの日か
、表現に頭を悩ませるほどラオス語をはじめとする様々な言語を使いこなすようになったらいいなと考えながら、書類との”格闘”をしています。。。
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(東京事務所 赤井朱子)
ラオスのこども」ホームページ

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