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2012年8月29日 (水)

学校の常識、CECの常識

Alc_girl
先週、インターンの学生たちの活動の締めくくりに、ヴィエンチャン都子ども教育開発センター(CEC)とラオスのこども
(ALC)図書館のリコーダー&ダンス教室の発表会がありました。豪雨に見舞われましたが、子ども達が親に宛てた手書きの招待状が功を成してか、たくさんのお父さん、お母さんがデジカメを持って集まりわが子の活躍をパシャリ。日本の小学校の運動会の席取り合戦を思い起こさせる光景でした。
Camera_mama

Parents
さて、いつもの通り、うちの子たちってかわいい~。車酔いして(移動時間20分のうちに・・・)ゲーゲー吐いてもその30分後にちゃんと笛吹いてる~。CECの50人の子ども達に思いっきり圧倒されてるけど、なんとか踊ってる~、など親ばか視線で、発表会を見つめていたわけですが、ここで異なる文化が交差するのを見た気がしました。ALCキッズが
CECキッズに出会いました。
Recorders

ALCとCECの子ども達のリコーダーとダンスの発表が終わって、最後にみんなでラムヴォン(ラオスのペアダンス)を踊った時のことです。
9月から中学1年になるノックは、精一杯「こんなの恥ずかしくてやってられない」という表情をつくり、かったるさを最大限にアピールしながら、輪の中で踊っていました、というより顔をひきつらせながら歩いていました。本来、男女がペアになって踊るものですが、そんな恥ずかしいことは御免というわけで、中学2年になる男の子、トーンとペアになっていました。トーンもノックにつられるように、恥ずかしそうにあいまいに手を動かしていました。

Lamvong

そして、CECの男子に目をやってみると、小学生はもちろん、お年頃の高校生もみんなにこにこと楽しそうに手をひらひらさせ、女子ともペアを組んで踊っています。

CECには、毎週踊りの先生がラオス舞踊を教えに来て、上手な子も下手な子も、男子も女子も皆一緒に練習しています。ラオスでは結婚式や村のお祭りなどで何かとラムヴォンを踊る機会があるので、今のうちから練習して、美しく踊れるようになっておかないと、大人になってから恥ずかしい思いをするんだよ。皆の前に出て、踊れないとカッコ悪いよ~、とその気にさせ、男子も女子もラオス舞踊教室に参加しています。

一方、ALC図書館には、踊りの教室はありません。ALCにやってくる子ども達は、学校で舞踊を練習したり、発表を観たことはあります。しかし、学校では、学校対抗のコンテストなどに賞を狙って出場するので、上手な子だけが選ばれて踊り、行事やコンテストの際に披露します。選ばれるのは踊りの経験がある上手な女の子、腰の柔らかなおかまちゃん(カトゥーイ)の気のある男の子たち。
年頃の男子は「踊るのは女子かおかま」と頭に叩き込まれているので、にこにこ踊った日には、「おかま」とあだ名がつけられる心配もあります。で、可能な限り人前で踊ることを拒みます。

CECの子ども達もラオスの学校に通って、踊りは女子とおかまのやること、と叩き込まれていたので、その洗脳を解くためには少々プッシュする必要があったようですが、数回通ううちに、こちらの常識に染まって、今では皆楽しそうに踊っています。

同じヴィエンチャンの、同世代の子ども達でも、どう振舞うかが「カッコいい」かは、取り巻く環境、周りの大人や先生の促し方、雰囲気づくりによって変わってくるようです。やっぱり、にこにこ楽しそうに踊っている方がイケてるのにと、大分前にピアプレッシャーから開放されている私は思うのですが、お年頃のみんなは楽じゃないのよね。(ラオス事務所 秋元波)

ホームページ:ラオスの子ども達が自由に遊び表現する場、子どもセンター(CEC & CCC)支援

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