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2012年10月26日 (金)

絵本

こんにちは。インターンの塚本です。

ビエンチャンはボートレースを控え、ワイワイ賑やかになってきています。

さて、10月18日から、20日まで、読書推進セミナーに参加するため、タイ東北部に位置するヤーソートーン県に行ってきました。

このワークショップはこれまで参加してきたものとは少し異なり、保健局が展開しているものでした。参加者は保育士、看護師、病院で活動するボランティアさんなど、読書推進に関心のある人、子どもの成長発達に関心のある人たちでした。

ヤーソートーン県では保健省が読書推進に大変興味を示し、今回のワークショップのような機会を提供しているそうです。具体的な活動としては、診療所に来た親子に読書の必要性を看護師が伝え、本を渡していたり、病院でボランティアが読書推進を行っているとのこと。

講師の先生は絵本編集者のテオ先生と絵本作家のムッドさん。

テオ先生は冒頭に「読書が脳の発達に良い影響をもたらすということが、調査上明らかになっている」ことを伝え、参加者をワークショップへ引き込んでいきました。

午前中は読書の効果について、読み聞かせの講義,指遊び、午後からの「世界に一冊の絵本作り」に向けた講義を行い、午後は絵本を作るアクティビティーを行いました。

         「ワークショップ始めに指遊びを行っている様子」

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         「絵本作りについて説明している様子」Photo_2  

県保健局の元看護師の方は、読書について、「読書は人にやらされるものではなく、自身の内側から(読みたいと)沸いてくるもの。そして、幸せな時間を共有することが、最も大切なこと」だと話してくれました。

また、テオ先生は「絵本は大人が子どもに読んであげるものであり、客観的な脳の発達や調査ではなく、一番大切なのはスキンシップ、コミュニケーションを図る機会になること」だと話してくれました。

様々な分野で活動し、独自の関わり方で子ども達と接している参加者が、それぞれ違った視点で読書や読み聞かせを捉え、共通してその重要性を感じ、集まっているということに、私自身がその必要性を再確認したように思います。

ムッドさんはTVにない絵本の良さについて、「断片的な絵をみながら色々なことを想像する力が身につく。」と話してくれました。

絵本は文字の勉強になり、客観的に脳の発達にも良い影響をもたらしていて、想像力を養う。さらに親子のコミュニケーションをはかる機会にもなる。と、いいこと尽くしです。

以前、ヴィエンチャンの母子保健病院を訪問した際、その病院では患者さんの待ち時間が長すぎることが課題になっており、そこに勤める看護師さんはその待ち時間を利用して子ども達や患者さんが本を読めるようにしたい、と話していました。

今後、タイの活動をロールモデルにして、ラオスでも様々な分野で本が浸透していくといいな、と思います。

そして、午後のアクティビティーである、世界に一冊の絵本作り。

絵本を作成する際に注意することとして次のことを教えていただきました。

メッセージの押し付けはしない。作者の考えを押し付けるのではなく、読む人が自分の世界を広げられるようにする。また、メッセージを伝えるのに遠回りしすぎて伝わらなくなってしまってもいけない。年齢・性別・国籍、関係なく、絵本の先にいる読み手となる人たちをイメージして作成すること。

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参加者は時間が足りない!と夢中でどんどん作成していくのに対し、頭がカッチカチの私はまったく手が進まず。。。

「こんなメッセージを描きたいなあ。」と思っても、自分の考えをただ主張しているつまらないものになり、どうしよう、と悩んでいる間に時間が過ぎてしまいました。

絵本作りがこんなにも難しいことなのか、と初めて実感しました。

今回のワークショップで改めて、自分自身が読書や読み聞かせの必要性について、そして絵本にこめられた想いと本のもつ「想像性」について、じっくり考える機会になりました。

(インターン:塚本 有布子)

2012年10月17日 (水)

みんな違って、みんな良い!

こんにちは。インターンの塚本です。

ラオスは雨の降る日もほとんどなくなり、乾季を思わせる気候になりました。

私はラオスに来る前、日本の小中学校で特別授業として、ラオスのことやラオスの子ども達について話し、実際に絵本貼りプロジェクトを行ってきました。

その授業の中で、「生きるために大切なものってなんだろう」というテーマで、生徒達にグループワークをしてもらいました。

方法;

①1グループ3人から5人に分かれる。

②各グループにカードを配布。カードには私がもともと印刷しておいた〈おいしいご飯〉〈きれいな水〉〈教育〉〈テレビ〉〈ゲーム〉〈音楽〉〈お風呂〉〈電気〉〈家〉〈薬〉〈かわいい洋服〉〈ガス〉というカードと、何も書いていないカード数枚。

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③グループワークシート配布。(カードが9枚貼れるようになっている。)上から順に優先順位が高いものとし、ダイヤモンド型に1番優先順位が高いものを1枚、2番目に高いものを2枚、3枚目に高いものを3枚、4番目に高いものを2枚、5番目に高いものを1枚。貼り付けられるようになっている。

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④グループで話し合い、グループワークシートにカードを貼り付けていく。ただし、あらかじめ記入されているカードの他に、大切だと思うものがあれば、何も書かれていないカードに直接記入し、グループワークシートに貼り付けることも可。

⑤必ず、グループでの話し合いをする際は多数決ではなく、1人1人が納得して1枚のグループワークシートを完成させること。

対象の子どもは小学校5年生と中学校1年生。

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子どもたちは一生懸命話し合い、結果としては1、自然 2、空気 3、きれいな水、が上位を占めていました。

理由は、自然があれば空気も作れるし、おなかが減ったら、木の実を食べられるから!でした。

教育は大体4番目以降に入っていることが多く、理由をきくと、大事だと思うけどそこまで大事ではない。と少し曖昧な返答。。。

自然が空気を作る、と理科で学んでいること自体、既に教育に当てはまっているのですが、あまり気づきにくいようです。

このグループワークで1グループ、他とは異なった意見のグループがありました。

3人グループで、1人はのんびり屋さんの女の子、

1人はしっかり者で普段あまり人の前には立とうとしない女の子。(小さな頃から音楽をしていて、今では世界中飛び回っている子なんです。)

1人は少し照屋の男の子。

しっかり者の女の子が、「まずこれは要らないでしょ!」と引き抜いたカードは〈ゲーム〉、〈テレビ〉、〈音楽〉。。。

音楽をどのような位置にするか、悩むと思っていたので、「え、音楽外していいの?」と余計な口を挟んでしまいましたが、「なくても生きていけるもん。」と力強い返答。

この調子で、1番から4番目まではスムーズに決まっていきました。(ちなみに1番目はお金。)

そして5番目、手がとまりました。

残っているのは〈教育〉と自分たちで追加した〈歯ブラシ〉。

男の子「〈教育〉いらないよ!」

のんびり屋さん女の子「うーん、夜歯を磨かないと眠れない。」

しっかり者女の子「でも、〈教育〉って大切だと思うんだけど。」

と。結局決まらず。

提出したワークシートの5番目のスペースには〈教育〉と〈歯ブラシ〉が並んでいました。

見ていた担任の先生は「教育と歯ブラシかぁ。究極だな!」と大笑いしていました。

この質問をラオスの子どもたちにもしてみました。

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グループワークという形で行うことが難しかったので、「生きるために大切なものって何だと思いますか?」という質問だけ投げかけ、5つ答えてもらいました。

Kodomo_annketo 

そのうちの一部を紹介します!

10歳ノックくん。1、スポーツ 2、ご飯

14歳スンちゃん。1、教育を受け、一人の大人として働くこと 2、親孝行

14歳リンちゃん。1、良い生活と良い行いをすること 2、国の中で助け合い、一緒に生活していくこと。

17歳ヘットちゃん。1、勉強 2、国と地域のために良い行いをすること

14歳ノイちゃん。1、田んぼ仕事 2、仕事をするための頑丈な体を作ること

シェンクァンの、中学・高校の先生にも書いてもらいました。

29歳ヤバ先生。1、健康であること 2、高い知識の習得と良い働きができるよう努めること。

子ども達に書いてもらった回答を、後から当会スタッフのスッパンサさんに英訳してもらったのですが、こんな回答がされていたのか、と驚きました。

訳しながら教えてくれた彼の感想。

「子ども達は学校で『国のため』『家のため』に尽くすことが良いこと、と教えられているから、質問に対してこのような回答をするのは普通だよ。回答するこどもとは2日間は話さないと本心を教えてくれないと思う。」と。。。

自分の主張より皆のためにどうあるべきか、社会主義的な考えの象徴のような回答。(もちろん、この回答の中にも、子ども達の意思は入っていると思うのですが。。。)

みんな違ってみんな良いのに!と思いますが、紙に残すアンケートにしたことや、初対面の子に質問したことで、「正しい答えを書かなければ」とプレッシャーを与えてしまったのかな、と思います。

教育と歯ブラシで迷うような、面白い展開を楽しみにしていたのですが、自分の反省点を生かして、様々な角度からラオスの子ども達を見つめ、接していきたいと思います!

(インターン;塚本 有布子)

2012年10月12日 (金)

充実した6日間

こんにちは。インターンの塚本です!

秋元さんに続いて6日間のワークショップで感じたことを綴らせていただきたいと思います。

私は以前学習院女子大生が行っていた、リコーダーとダンスのアクティビティーに一緒に参加させていただきました。こどもセンターの先生方にお話を伺うと、共通して「アクティビティーをしたいけど教え方がわからないし講師を雇う資金もない」と言っていました。

アクティビティーに何故そこまで重点を置くのか。

CECのトンバイ先生はあるエピソードを話してくださいました。

内向的で引っ込み思案だったある少年がCECに通うようになり、沢山の友達との関わりの中で徐々に変化し、ある時演劇で大役を任され、発表会ではお母さんが息子の変貌ぶりをみて涙を流して喜んだと。

このような子どもやその家族を近くで見ているからこそ、職員の方々はアクティビティーの重要性を訴え、学校や塾での卓上の勉強以外の経験をさせることに一生懸命なのだと感じました。

また、私自身もリコーダー・ダンスのアクティビティーを通して子ども達の、子ども達による社会の中で、どうやって目標を達成をするか、試行錯誤しながら前へ前へ進んでいく様子を見てきました。大人は子ども達に大きく安全な場を提供し、その中で子ども達は自ら様々な経験をしつつも、自分の居場所や役割を見出し、自主性や協調性など生きる力を養っていくのだと感じました。そうして集団の中で、1人1人の個性が輝きを増すことになるのだと思いました。

その素晴らしい力を持ったアクティビティーを子ども達に提供すべく、参加者の先生方はとても熱心に取り組んでいました。

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自身のセンターが持つ、悩みを共有し、悩みに対してのアドバイスや意見交換を行いました。1人1人が積極的に参加し、どんどん話は進み、とても有意義な時間だったように感じます。

2日目から6日目のアクティビティーでも先生方のパワーは衰えません。

歌のアクティビティーでは「ドレミ」から始まり、最初は眉間にシワをよせ、硬い表情だった先生方も、徐々に音楽の世界に引き込まれ。。。

手でリズムをとる先生や

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座っていられず、立ち上がってダンスを交えながら歌う先生も。

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演劇ではグループ毎に分かれて練習し、発表は各グループの特色が豊かに表現された、とても素敵なものになりました。

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ワークショップは9時頃から17時頃まで行われましたが、休憩時間すら削ってワークショップに取り組むことも。

子ども達への思いももちろんですが、何より先生自身がとても楽しんでいたことが印象的でした。

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そしてもう一つ、このワークショップの素敵なところは子ども達も自由参加であるところ。

スタッフの息子さんのペックくんはとても絵心があり、講師に来ていたプリダー先生にも一目おかれています。

ALCで描く絵には個性が溢れ、素敵な絵を描きますが、学校で描いてきた絵は彼のものとは思えないような絵。。。

「何で学校で書く絵はこうなっちゃうの?」とお母さんが質問すると、

「学校では先生の描く絵を真似して書くんだよ。」と。

学校では先生の描く絵に近い絵が上手であって、良い成績が貰えるのだそうです。

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しかしここではペックくんの才能溢れる絵を、存分に発揮することができます。

口数の少ないペックくんですが、こんな生き生きとした表情が見ることができて、私まで笑顔になっていました。

この後ALCスタッフは順番にお休みをいただきました。が、もちろん図書館は休むことなく開放しています。

講師の先生、参加者の先生方もゆっくり休めたでしょうか。

大変お疲れ様でした!!

(インターン;塚本 有布子)

2012年10月 7日 (日)

いつもとはちょっと違うワークショップ

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今、
日間連続の研修を実施中(本日5日目)です。子どもセンターの先生を対象に、①運営、②想像力を膨らませる絵本の読みきかせやアート(お絵描きや工作)、③合唱と演劇、の3部構成で、各テーマ日ずつで実施しています。世の中の先生は土日と「先生の日」が重なり3連休だと言うのに、皆とても熱心に参加し、日々新しいノウハウを吸収しています。
政府からは職員の給与のみで、外部講師を雇う費用、遊びや講座のための道具を購入する予算が一切ない、たった1人ですべてやらなければならず首が回らない、いつも同じような遊び・アクティビティをやっているので子ども達が飽きてしまう、ゲームセンターに子ども達が流れていってしまうなどの先生たちの悩みやニーズに応え、今回のセンターの運営強化とアクティビティを充実させる研修を実施することになりました。
今回のワークショップの開催場所は、ラオス事務所の併設図書館。いつものワークショップとは様子がちょっと違います。学校が昼休みになれば、目の前の中学校の生徒たちが群れをなしてやって来るし、土曜日には、小学生がむらむらとやって来るから、子ども達もワークショップ会場にいるのです。

ざわざわして、大人の参加者のじゃまになるのでは?と思いますよね?
最初は、いつもの調子で入って来るので、最初は、「しーっ!」と子ども達に言って聞かせますが、「みんなも先生たちと同じように絵描く~?」と訊くと「描くー!」とよいお返事。紙と色鉛筆を渡せば、講師の指示に従ってお絵描きが始まり、黙々と集中し静かになります。

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タイの絵本作家・プリダー先生 (Photo: Yuko Tsukamoto)
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親戚のおねえちゃんと毎日のように図書館に通ってくる、鼻垂れ小僧のオンアーに、顔の表情が七変化するお絵描きをしようと誘いました。モン族の
小学1年生で、ラオス語への反応がちょっとスロー。
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3枚の紙を糊で貼り付けて、
分の1ずつ、紙の両端にはさみを入れます。一番上には、眉毛、真ん中部分には目と鼻、一番下には口を描き、1枚目の紙では、眉も目も口も一文字に結んで、2枚目では垂れ眉、垂れ目にし・・・、と描いておいて、1枚目の眉と2枚目の目を合わせ、と色々な組み合わせにし、表情を七変化させて遊びます。
「ここの部分には、眉毛を描いてね」というと私の眉毛をじーっと見て、眉毛を描きます。次の頁に行って、今度はさっきとは違う形の眉毛を描いて、と言うと、また私の眉毛をじーっと見て描きます。ちょっと違う形にしてみて、と言うとピッピッピと線がついてお茶目な眉毛になりました。
なんとなく要領を得ない感じで、ただ黙々と一枚ずつ微妙に違う眉毛や目を描いていたオンアーに、「いいねぇ、うまくできたねぇ」と声を掛けるものの表情ひとつ変わりません。完成したときには、研修参加者たちは次のお題が終了する頃。

「先生に見せておいで」、と言うと、講義をしていない方の先生に見せればいいのに、オンアーにとっては立って講義をしているのが『先生』だったらしく、参加者の間をくぐり抜けて、
ズンズン前に行き、講義中の講師に、無言で顔の七変化を差し出します。オンアーの七変化を手にとって「とてもきれいだね」と、褒めます。先生たちが座っている横をくぐり抜けてオンアーが戻ってきたときの顔と言ったら、とっても満足そうな満面の明るい笑顔。先生なんて言ったの?と訊くと「スワイ マーク(タイ語で「とてもきれい」)!」と答えます。私が、「きれい」といくら言ってもニコッともせず、普段から口数の少ない(少なくともラオス語では)オンアーのこんな嬉しそうな顔を見たのは初めてでした。『先生』に褒められたのが、とても嬉しかった様子。「子どもは褒めて育つ」瞬間に立ち合った気がしました。色もぬってみてね~と言うと今度は黙々と色塗り。
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ワークショップがお開きになってオンアーがその日のお絵描き作品を家に持って帰った直後に、オンアーの絵を見て一部始終を聞いたらしい姉兄たちが駆けつけてきましたが図書館はお掃除の真最中。オンアーは、次の日もやってきて、絵を描き、またズンズン前に行って作品を講師に見せていました。


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読みきかせ・アート講座の2日目は土曜日で、午前中から子どもたちがやってきました。子どもが参加者よりも前に小さいテーブルを置いて陣取って、お絵かきや工作をし、読みきかせの時には前に詰め掛けておはなしを聞いていました。

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この日、図書館に来館した子どもはのべ68人。研修参加者19人に加え、子どもたち、数名のラオスのアーティストも加わり、色々なお絵描き・工作に取り組むものだから、スペースは狭いし、熱気もムンムン。家庭用のエアコンはもともと天井の高い図書館には馬力が足りず部屋は暑いし、たくさんの大人・ちびっこの参加者を丸一日相手にした講師はさぞ疲れたことと思います。でも、飲み込みの早い子どもが先生に教える姿もあり、先生と子どもが同時に参加するとても楽しい幸せなワークショップだなぁ、と見ていました。
今日は、先生たちは合唱の教え方をヴィエンチャンCECの売れっ子・ヴィッキー先生から学んでいて、1階の図書館から先生たちの元気いっぱいの声が聴こえてきています。(ラオス事務所 秋元波)
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※子どもセンター運営能力強化研修実施において、庭野平和財団からご支援を頂いています。
ホームページ:集い遊び学べる場・子どもセンター

2012年10月 5日 (金)

強み

こんにちは。インターンの塚本です。

日本は涼しくなってきていると聞きましたが、ラオスは相変わらず暑いです。

日本の皆様は季節の変わり目、体調崩されないようお気をつけください。

さて、私事ですが先日私の母と姉がALCのスタッフや子ども達に会いに来ました。(ほんの少しの時間ですが・・・)

もちろん二人とも子ども達にメロメロで「かわいい!」と。

まだALCに来て2か月ですが心の中ではうちの子気取りで(でしょでしょ!)と満足気な私。

姉は「ラオスのこどもって本当にラオスのこどもなんだねー」と目を丸くしていました。

???

この意味不明な発言で色々考えさせられました。

私はNGOに関わる前、電車やCMで寄付を募る広報を見た時(同じ国に寄付するのに何で団体が違うの?)(同じ分野の支援なのに何で団体が変わるの?)とたくさんの支援団体がありすぎて戸惑ったことがありました。しかしインターンとして関わらせていただくうちにNGOやJICAは支援する、という意味では共通していますが、それぞれの役割は異なり、機能の仕方も異なるということを知りました。

子ども達や先生方と関わる直接的な支援と、国や省庁を介した間接的な支援で区別するとしたら、ラオスのこどもは直接子ども達、学校や子どもセンターの教員との関わりを持つ前者に当てはまると私は考えます。

「ラオスの子ども」と言っても直接子ども達と接触しているわけではないというイメージをもっていたとすれば、姉の言葉にも納得できるような気がします。

これまで様々なNGOが集まる会議に参加させていただき、日本で聞いたことのある団体がこうやって意見交換をしながら協力してきていたのか、と初めて知りました。

何故会議がこんなにあるのだろう、と思っていましたがラオスに来ている日本の支援団体、また各国からの支援団体と同じ目標を持ち、その中で各団体の強みを発揮し、協力しあうためには話し合いの場を持つことの重要性がとても高いのだと気づきました。

そこでALCやALCが支援している施設の個性、強みについて私が感じたこと。

それはALCのリピーターの子ども達を見れば一目瞭然!!

「こどもは大人を映す鏡」という言葉の通りだなとつくづく思います。

ALCに来ると子ども達は「○○、サバイディーと名前を呼んでから挨拶をします。

スタッフは手があけば子ども達とのスキンシップを忘れません。

私も来てすぐに感じたことですが、とても温かみがあって居心地が良い、そんな場所に感じます。

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そして、子どもたちはこちらから声をかけずとも、自然とお手伝いをしてくれます。

<図書カード記入>

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普段見せるさりげない一面でスタッフと子ども達との信頼関係が成り立っていることが伝わってきます。

こうして日々の中で子ども達と直接触れ合って得られるALCの声は大変貴重なものだと思います。

私もこの最強の強みに少しでも貢献できたらいいな、と思います。

(インターン:塚本 有布子)

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