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2015年12月18日 (金)

ヴィエンチャンでの奨学金事業

スタッフの赤井です。
少し間があいてしまったのですが、10月~11月に出張した時の出来事を少し報告します。

首都ヴィエンチャンの街中の発展は急速で、訪れるたびに驚かされます。数ヶ月ぶりにいくと、新しいビルが増え、交通渋滞が激しくなっています。新しい店ができ、買い物をしたり、レストランに足を運ぶラオス人の姿をみると、その発展を強く感じます。特に首都ヴィエンチャンでは、”援助”という言葉とは無縁の世界が広がっているように思えてくるのですが、しかし、発展した街のすぐ横で、ひっそりと厳しい暮らしをしている人々が少なくないことを今回知りました。

ヴィエンチャン都内の高校生のための奨学金事業の2次面接に同行しました。審査は1次は書類審査、2次は家庭訪問形式で簡単なインタビューをおこないます。実際に家庭を訪問することで、どんな暮らしをしているのか一目でわかります。
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両親が離婚し10年前から祖母と一緒に暮らすCさん。父も母も別の人と再婚し、別の土地に住んでいるため、彼女の傍にいるのは祖母だけ。祖母は、話すのが苦手だと言いながらも「私が年をとったから、何よりも孫娘の将来が心配」と切々と語りました。

学校近くの家に住むSさんは、母と二人暮らしです。父親は他県へ出稼ぎに行き、家は親戚に借りているものだとのことです。母が機織りをして生計をたてており、家の中を見渡すと、織機以外の家財道具はほとんどありません。
この2年間学年1番の成績をおさめているSさん。「将来は軍人になりたいです。なぜなら両親を助けたいからです」と言い始めたとたん、彼女の目からは大粒の涙がこぼれてきました。
本当は他に何かやりたいことがあるのかもしれません。両親のこれまでの苦労を思い返しての涙かもしれません。結局、彼女はその溢れる涙の理由は説明してくれませんでしたが、最後は震える声に力をこめて、両親を助けて暮らしたいという未来像を語りました。
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Wさんも母とふたり暮らし。2年ほど前に父親が家を出ていき、1年前には母が心臓の病気になり、病院で手術を受けました。今も投薬と通院が必要で、長時間の仕事が出来ない状態なので、時々機織りをするのが精いっぱいだとのこと。
母親は、「娘も放課後や週末に機織りを手伝ってくれます。通院や薬の費用は、織物を売ったお金と親戚の助けをかりて何とか工面しているが、時々、食べるものを買うお金もなくなってくると病院に通うのをやめようかと思うんです」と涙します。
将来は学校の先生になりたいというWさん。理由は、土日は休みになるので、母を助けることができるからとのことです。

インタビューに同行する学校の先生も、家庭訪問で初めて生徒の事情を知ることがあるといいます。貧しい家庭の場合は学費免除があるのですが、それまで滞納したことがなくわからなかったとのことです。免除制度を知らなかった母は、苦しい家計の中から学費を出し続けていたそうです。そして、そんな母親を助けたくて、息子が今回奨学金に応募したという家庭もありました。

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インタビューの様子

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審査会議の様子

面接を担当したスタッフは、「事情がそれぞれ違うので、審査をするのはとても難しい」と頭を悩ませていました。
今年度の奨学金事業では、210人に面接をおこない、150人が受給者として選ばれました。
ひとりひとりが未来をつかむ助けになることを願っています。
【東京事務所スタッフ:赤井朱子】

2015年12月 7日 (月)

MUFG Gives Backイベント

20151127日(金)、㈱三菱東京UFJ銀行主催MUFG Gives Backイベントが開催されました。グローバルボランティアイベントとして、ラオスのこどもをはじめNGO4団体が参加し、東京駅すぐのKITTEビル内の大きなクリスマスツリー横で行われました。

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会場にはステージが設けられ、ステージ上にてラオスのこどもの活動紹介及びワークショップを行いました。司会の方と話しながら、活動について紹介し、その横で実際に㈱三菱東京UFJ銀行2名の方にラオス語絵本づくりを体験していただきました。

初めての絵本貼りに苦戦しながらも楽しそうに作っていらっしゃいました。絵本づくりのワークショップを通してステージを見にいらした多くの方々に活動の紹介ができ、興味を持っていただけたのではないかと思います。

また、ラオスの民芸雑貨やストールなどの織物品の物販も行いました。クリスマスツリーを見にいらした人が立ち寄ってハートストラップをクリスマスに向けオーナメントとして買って行かれたり、仕事終わりのサラリーマンの方が子どものお土産にと買って行かれる様子が微笑ましく、多くの方に足を運んでいただけました。

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今回のイベントを通して今までラオスについてあまり知らなかった人たちにラオスの魅力を伝えることができたと思います!

【インターン:岸朋美】

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