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2016年5月 8日 (日)

アクションプラン

サバイディー!ラオス駐在スタッフの政岡です。
今回は「学校図書室の地域への展開事業」の中間評価3日目・最終日の様子をお伝えします。
3日目は1日目の各図書室の課題や工夫の共有、2日目の地域のベスト図書室2か所の見学を踏まえて、図書室をよりよいものにするにはどうしたらよいのか?ということをグループで話し合いました。
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早速グループディスカッションに突入。3日目ともなると、参加者同士もすっかり打ち解けています。グループ毎に話し合った内容を発表したあと、全体でのディスカッションに移りました。

このディスカッションがまた熱かった!現場の担当者の皆さん、県・郡の教育指導官の方々、国立図書館のスタッフ、ALCスタッフ、教育スポーツ省の担当者の方も議論に加わり、侃々諤々の議論となりました。プログラムが進むほどに議論が熱くなっていく!という感じです。
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休憩をはさんで、図書室ごとにアクションプランを作成しました。
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発表後、国立図書館スタッフや教育指導官からフィードバックを受けて、その場でアクションプランに追記した図書室もありました。これからは、この各図書室のアクションプランの進捗もモニタリングしていきます。
アクションプランの一例
・毎年、新学年が始まったら1年生に図書室利用ルールを教える
・図書室をより楽しく気持ちのよい空間にするために、定期的に掃除・整理整頓を行う、読書を促すキャッチフレーズを壁に貼る、折り紙などで部屋を飾る
・生徒の読書と図書室利用への興味、関心を高めるために、校内で紙芝居やスーン(詩の詠唱)のコンテストを実施する
・授業内容の分かりやすい要約を作成して、図書室に置く
・生徒が自習できるように、回答のついているテキストブックを図書室に入れる
これで、3日間におよぶ今回のプラグラムが終了です。参加者の皆さん、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
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私はラオス語ができないので(勉強します!)、議論の内容はスタッフに通訳してもらわないとわかりません。でも、その場の空気は同行していればわかります。この3日間、参加者の皆さんが本気でこのプログラムに取り組んでくださったこと、多くの方が熱い思いでそれぞれの場所で図書室の運営や読書推進の取り組まれていることは、本当によくわかりました。
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<簡単に実施できるゲームを皆で体験。楽しそうですね。>
フアン郡では、先行プロジェクト実施時のベスト学校図書室の校長先生が、現在は郡の教育指導官を務めていらっしゃいます。なので、この方、このプロジェクトにもとても熱心に協力してくださっています。また、フアン郡の以前の教育指導官の方も読書推進に熱心に取り組んでこられた方で、文筆家でもあるんです。今回も2日目にわざわざ足を運んでくださいました。
地方でも、農村部でも、このような方々がいらっしゃるということに、今回私はとても心を動かされ、また勇気づけられました。私たちの活動が、少しでもこのような方たちの力になっていればいいなと思いますし、力になるような活動をしていきたいと思いました。それが、ひいては一人でも多くの子どもたちが読書に親しみ、しっかりと学んでいくことにつながっていくと思います。私自身、とても学ぶことが多い3日間でした。
この中間評価のプログラムはあと2回、場所を変えて実施します。あと2回、どんな方たちに会えるのか?どんな議論が交わされるのか?とても楽しみです。
【ヴィエンチャン事務所:政岡史織】

2016年5月 6日 (金)

ベスト図書室

サバイディー!ラオス駐在スタッフの政岡です。
「学校図書室の地域への展開事業」のヴィエンチャン県での中間評価2日目の様子をお伝えします。

2日目は地域のベスト図書室2か所を、全員で見学に行きました。
この事業では学校に図書室を開くだけでなく、学校があるコミュニティに地域文庫(村図書室)も設置しています。ラオスの学校は、新学年が9月に始まり5月頃に終わるので、6月から8月は学校が閉まってしまいます。学校がお休みの時は図書室が利用できなくなってしまいますが、地域文庫があれば、子どもたちがいつでも図書を使えるようなりますよね?子どもたちがもっともっと読書できるようにするにはどうしたらいいだろう、という気持ちから生まれたプロジェクトなのです。
今回見学したベスト図書室2か所は、1か所は学校図書室、もう1か所は地域文庫です。ベスト図書室は、2月から4月にかけて、全対象図書室を訪問してきた当会スタッフたちが話し合って選びました。
最初の訪問先はベスト学校図書室、ムーン郡のナムプーン中等学校の図書室です。
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いやー、すごくすてきな図書室でした!
私が昨年の11月にラオスに赴任してからいくつか訪問した学校図書室のなかではダントツのすばらしさ!
正直なところ、こんな田舎に(失礼な言い方かもしれませんが、お許しください。ヴィエンチャンの中心部から車で5時間行ったところにあるんです。)こんなすばらしい図書室があるの?!ってびっくりしました。
他の参加者も皆さん感心している様子でした。

今回の中間評価では、地域ごとにベスト図書室、ベスト担当者、ベスト図書ボランティア(日本の学校でいう図書委員会)の3部門で表彰をおこなったのですが、このナムプーン中等学校は見事3冠を獲得!
この学校、なんと図書ボランティアの生徒が30人もいるんです!
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<オレンジのポロシャツが図書ボランティアの生徒達と担当の先生>

この気持ちのいいすてきな図書室に、参加者と図書ボランティアの生徒が集まり、質疑応答が行われました。参加者が生徒に直接質問するなど、前日同様に、熱のこもったやりとりが交わされました。
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帰り際に少しだけ、図書ボランティアの生徒に話を聞くことができました。2年生の男子です。
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「図書ボランティアとして活動するのはどんな感じ?楽しい?」と聞いてみると「すっごいエキサイティングだよっ!」とのこと。
「学校に図書室ができてから、みんなで本を使ったゲームをしたり、詩を読んだり、絵本の劇をするようになって、それがすっごく楽しいんだよ」ですって。
楽しいってなによりですよね。楽しいから続くのだと思います。また、こうやって熱心に活動されている先生方にも頭の下がる思いでいっぱいになりました。
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<帰りにニッコリ記念撮影>
 
午後はフアン郡ナープーン村地域文庫を訪問。
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この地域文庫は村の集会所の一角に設置されています。

地域文庫は地域の有志の方々によって管理・運営されています。
私たちが訪問した時には、運営メンバー全員が地域文庫に集まってくださり、ここでも活発な質疑応答が交わされました。
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現場で各図書室の管理・運営をしている皆さんは、普段他の図書室を見学する機会はありません。参加者の皆さんは、活発に活動している図書室を実際に訪問・見学することで、大いに刺激を受けていました。また、気付いたこともいろいろとあったようです。
一方、ベスト図書室に選ばれて訪問を受け入れた側の方たちは、とても誇らしそうで、さらにがんばろう!という気合が入ったようでした。訪問する側にとっても、される側にとっても、刺激と気づきにあふれた2日目でした。

次回はいよいよ中間評価最終日の様子です!
【ヴィエンチャン事務所:政岡史織】

2016年5月 3日 (火)

熱いディスカッション!

サバイディー!ラオス駐在スタッフの政岡です。
前回宣言をしたのに全然ブログを書けていなくてごめんなさい。
ヴィエンチャン事務所は2月からずーっと怒涛のいそがしさ。全スタッフフル回転で業務に取り組んでいます。
さて、今日はフレッシュでホットな「学校図書室の地域への展開事業」の中間評価1日目の報告です!
このプロジェクトは学校の図書活動を地域に広げて子どもが読書できる機会を広げていこうという4年間の事業で、ちょうど半分を過ぎたところ。今回の中間評価では、同じ地域にある学校図書室・地域文庫の担当者に集まって頂き、自分たちで活動を振り返り、議論して学び合ってもらいます。
事業地域を3つに分けて実施し、今回はその1回目。ヴィエンチャン県フアン郡とムーン郡内の7カ所の図書室の担当者が一堂に会しました。
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<アイスブレイクのゲームをする参加者>
 
一日目のプログラムは図書室ごとの活動の振り返り、全体への発表、そして課題や経験から学んだことについてグループに分かれて議論を行いました。
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私はこの地域の訪問が初めてだったこともあり、参加者の皆さんはどの程度熱心に取り組んでくださるのだろうか???と正直不安もあったのですが、皆さんとても熱心に取り組んでくださいました!とてもとてもうれしかったです!
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グループディスカッションの結果を模造紙に書いてもらい、全体へ発表となったのですが、各チーム模造紙にみっちりと記入してありました。
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多く出された課題は以下の通り。
・運営担当者が他の業務もあるため、図書室の開放時間が限られた時間になってしまう
・学校図書室の場合、開放時間は午前と午後30分のところが多いが、30分では作業が終わらない
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課題の解決策のひとつとして挙げられたのは「図書ボランティアを増やすこと」。
図書ボランティアの人数の多い学校は、活動が良くおこなわれているという実例が紹介されると、多くの参加者が納得していた様子でした。
また、地域文庫については、開放しても利用者が来ないと管理する側のモチベーションが落ちてしまうという問題もあがっていましたが、この問題については、利用者(村人)が来やすい時間(夕方から夜)に開けるようにするといったアイデアが出されていました。
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全体ディスカッションでは、各図書室の担当者、国立図書館スタッフ、県・郡の教育指導官、ALCスタッフがそれぞれの立場から意見を述べて熱い議論が交わされました!
2日目はベスト図書室を見学します。次回をお楽しみに!
【ヴィエンチャン事務所:政岡史織】

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