ラオス旅行ブログ 【ルアンパバーン編】
ラオス旅行ブログ第2弾は1995年にラオスで初めての世界遺産として登録されたルアンパバーンの町についてです。かつて首都であったこの地は伝統的なラオスを感じさせ、ラオス人に「ルアンパバーンに行かずしてラオスに行ったとは言えない」とまで言わせるすてきな町です。時間帯別にルアンパバーンの見どころを紹介します。
・朝(托鉢・朝市)
ルアンパバーンの朝といえば托鉢。6時半ごろたくさんのお坊さんが列になって歩いてきます。行列がみられればそれで満足という気持ちでいたのですが、「こっちこっち!」とよばれるままに托鉢セットの前に座り体験することに。いったい代金がいくたかかるのか見当もつきませんでしたが、喜捨の間に小学生くらいの娘さんが写真を撮ってくれるというのでこれもいい経験ということで。容器が空になるとご飯とお菓子をどんどん追加してくれます。使った分だけ料金がかかるのですが、この日は地元の人も笑うほどお坊さんが多く、私はたしか3000円もとられました、、、 その後、他県から来たらしいラオス人観光客も同様のスタイルで喜捨しているのをみましたが、彼らも同じくらい払っているのでしょうか。高すぎましたがそれも含めて貴重な体験だったのでよしとします!
そのまま朝市へ。朝市では野菜、くだもの、香辛料、肉、魚、カエルなどが売っていました。かなり素材そのままの形で売っているので苦手な人は朝からきついかもしれません、がとても興味深かったです。朝ごはんは宿で食べる予定だったので私たちはおやつとお土産にカイペーン(味付き川苔)とバナナチップを購入しました。
・昼(ワットシェントーン・クワンシーの滝)
1560年、ランサーン王朝時代に建てられたワットシェントーンはラオスの寺院の中で最高級の美しさを誇るとされています。本堂は地面に届きそうな緩やかなカーブが三層になった「ルアンパバーン様式」の屋根が特徴的です。タイルの壁画もとてもきれいでした。
そしてルアンパバーンといえばクワンシーの滝も有名です。滝にたどり着くまでの道がすでに楽しく、日本では見ることのない、熱帯特有の大きな葉の植物ばかりが生い茂って気分はちょっとした探検です。あの葉っぱは?あの花はなに?とみんなでGoogleレンズで調べながら進んで行きました。やっと滝にたどり着くと圧巻。特に私が行った8月は雨季だったため水量がものすごかったです。滝の前を横切るように橋がかかっているのですが、少しの間そこに立っているだけで水しぶきがかかり、シャツの色が変わってしまいました。今回は雨季で水が多く濁っていましたが、乾季は水が透き通っていて、水着を着て川に入る人も多いみたいです。車に乗って少し移動すると象牧場や水牛牧場もあり、象にのったり、水牛のミルクで作ったスイーツを食べたりと楽しめます。
・夕方~夜(プーシーの丘・ナイトマーケット)
夕焼けを見に、町を一望できるプーシーの丘に登りました。頂上までの階段は328段あったようです。地元の人も大勢来ていました。夕焼けももちろん綺麗だったのですが、登る途中で上から見える町並みと虹がとても幻想的でした。
ちょうど暗くなりはじめ、プーシーの丘を降りたところにナイトマーケットがあります。客引きなどはなく、夜ご飯をたべたり携帯をいじったりしながら店番をして、お客さんが近づくといろいろと引っ張り出してき見せてくれます。たくさんの布に声が吸収されているのもあるのか、静かな空間で素敵なものを見ているのは、博物館や美術館、あるいは図書館にいるような気分でした。お土産用の服や小物はここで手に入ります。
ワットシェントーンが美しいのはもちろん、豊かな自然と揃えられた色調の街並みが作り出す景色がとても綺麗で、食べ物がとにかくおいしかったです(食べ物にはずれがないのはラオス中どこでもかもしれませんが)。長年ラオスに関わっているけれどルアンパバーンは行ったことがないというみなさん、ぜひ訪れてみてくださいね。
【東京事務所インターン:矢野みなみ】