2018年2月17日 (土)

「学校図書室の地域への展開事業」終了のご報告

サバイディー!ラオス駐在スタッフの政岡です。
いつもラオスのこどもの活動に温かいご支援を頂き、ありがとうございます。
ラオスのこどもが4年間かけて取り組んでまいりましたJICA草の根技術協力「学校図書室の地域への展開事業」が1月末をもちまして、無事に終了致しました。
首都ですら、いまだに子どもたちが本を手に取り読む機会が限られているラオスにおいて、農村部で学校を中心に地域を巻き込んだ読書推進活動を展開してきました。
事業地では次のようなうれしい変化が起きています。
学校に図書室ができて初めて教科書以外の本を見た子どもたちが、好きな本を思い思いに手に取り、うれしそうに読んでいます。
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ラオスのこどもとして初めての取り組みとなった地域文庫(村図書室)では、子どもたちに加えて大人の皆さんも読書を楽しんでくれています。
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さらには、すべての事業地において地域文庫の関係者の皆さんが、「事業終了後も地域文庫を継続していきたい」と言ってくれています。
この事業をはじめ、ラオスのこどもがラオスで活動を続けてこられたのは、ひとえにラオスのこどもの活動を支えてくださる皆様のおかげです。
心よりお礼申し上げます。
この事業の終了をもちまして、私はラオス駐在スタッフを離任し、ラオスのこどもを卒業させて頂くことになりました。「学校図書室の地域への展開事業」の最後まで携わることができたこと、とてもうれしく、ありがたく思っております。ヴィエンチャン事務所のスタッフとともに、東京事務所と協力しながら、よりよい活動を行うために議論を重ね、試行錯誤を重ねてきました。
「学校図書室の地域への展開事業」は終了しましたが、この事業で開設した学校図書室と地域文庫の活動は今後も継続していきます。むしろ、それぞれの学校と地域文庫にとっては、事業終了後のこれからが本番とも言えます。ラオスのこどもにとっても、本当の意味でこの事業の成果が問われるのはこれからだと、私は思っています。
ラオスには、教科書以外の本を見たことがない子どもたちがまだまだたくさんいます。
引き続きラオスのこどもの活動に温かいご支援を頂けますと幸いです。
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ヴィエンチャン事務所図書室にて、ヴィエンチャン事務所スタッフ一同
【ヴィエンチャン事務所 政岡】

2018年1月31日 (水)

先生方の努力に涙

サバイディー!  ラオス駐在スタッフの政岡です。
 
「学校図書室の地域への展開事業」が1月末に終了のため、11月末からヴィエンチャン事務所のスタッフは総出で全事業地を訪問して評価のためのデータ収集を行いました。私も現地スタッフと一緒に事業地を訪問してきて、うれしい変化がたくさん見られました。
今回の私の訪問先のひとつは首都ヴィエンチャンの中心部から車で片道5時間ほどの場所にあるヴィエンチャン県ムーン郡です。標高300メートルくらいのエリアです。東南アジアのラオスでもこの時期、標高の高いエリアは朝晩の冷え込みが厳しく、セーターやコートが必要です。
訪問したポンシヴィライ小学校は少数民族モン族の村にあり、児童は全員モン族の子どもたちです。モン族の母語はモン語でラオス語とは異なりますが、ラオスの学校では授業は原則ラオス語で行われています。
私は1年前にポンシヴィライ小学校を訪問していたので、今回の訪問では1年間でどのように変化しているかな?とドキドキしながらの訪問となりました。
1年前と今回の変化をぜひ皆さんもご覧ください。

図書室の外観
1年前
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今回
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カラフルになっています!先生方と児童のみんなで協力してペイントしたそうです。

図書室の内部
1年前
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今回
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図書室が使いやすくなるように先生方が考えて、レイアウトを変更したそうです。
1年前はこんな感じで本を読んでいる子が多かったです。
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指で文字をたどりながら読んでいます。ラオス語勉強中の私も同じように読んでいます。

それが今回の訪問ではこんな感じですらすらと読んでいる感じの子が多かったです。
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多くの子どもたちがおはなしを楽しんでいるように見えました。

実際にどれくらい本を読んでいるか?は尋ねてみると、よくわかります。
図書室担当の先生(写真左の男性)は「100冊以上読んでいますよ!」と力強く答えてくれました。読んだ本のタイトルを訊いてみると、次から次へとすらすらとタイトルを挙げてくださいました。インタビューをしていたALCスタッフもインタビューを側で聞いていた私も「この先生は本当に100冊以上、読んでいる!」とうれしい気持ちでいっぱいになりました。
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子どもへのインタビューでも、好きな本のタイトルが次々に出てきます。インタビューを受けているときにリラックスして堂々とインタビューを受けていました。
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1年前のインタビューでは子どもたちは緊張している子がほとんどでした。「好きな本はどの本?」と訊いてみてもタイトルを答えられない子ばかりで、「その本を持ってきてくれる?」とお願いして本を持ってきてもらいました。
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うれしい変化がたくさん見られた一方で、多民族・多言語国家ラオスの教育の難しさをあらためて感じる場面もありました。モン族の子どもたちは、母語のモン語とは異なるラオス語の教科書を使って、ラオス語で授業を受けるという厳しい状況で勉強しています。今回の子どもたちへのインタビューでは、小学校4年生の女の子で一人うまく質問に答えられない子がいました。
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インタビューに付き添ってくれた図書室担当の先生(写真左の女性)が「この子は(ラオス語で尋ねられた)質問の意味は理解しているけれど、うまくラオス語で答えられないの。ラオス語は読めて、一人でたくさんラオス語の絵本を読んでいるのよ。」と教えてくださいました。
このような厳しい現実にも直面しましたが、ポンシヴィライ小学校の図書室活動がこの1年ですばらしくよくなったことは、同行した県教育局と郡教育局のスタッフの方も絶賛していました。県教育局の方は「ヴィエンチャン県の事業対象校のうち小学校ではポンシヴィライ小学校がベスト!」とまでおっしゃったほどです。
図書室担当の先生にお話を伺うと、図書室運営をサポートする児童の図書ボランティアが小学校4年生と5年生の合計33名いて、5年生の卒業に備えてすでに3年生の児童を対象に図書ボランティア研修を始めているとのこと。私は、先生方が学校図書室を継続的に運営していく強い意志を感じました。
この1年間のポンシヴィライ小学校の素晴らしい変化とラオス語を母語としない子どもの置かれている厳しい状況の両方を目の当たりにして、私は胸がいっぱいになって、思わず涙がこぼれてしまいました。この1年間、ALCスタッフはいろいろと工夫しながら学校への働きかけを行ってきましたが、現場の先生方がやる気になって実際に行動を起こしてくれなければ、変化は起こりません。先生方が様々な努力を積み重ねてくださった結果が、学校図書室の活性化につながり、子どもの変化につながります。
これからも引き続き、現場で頑張る先生方へのご声援をよろしくお願いいたします。
 
【ヴィエンチャン事務所 政岡

※「学校図書室の地域への展開事業」はJICA草の根技術協力の一環として実施しています。

2017年12月30日 (土)

ラオスから感謝をこめて

サバイディー。ラオスへ出張中の赤井です。
東京で仕事をしている時に、いつも感じていること。それは、この「ラオスのこども」という団体が、たくさんの方々に支えられているということです。

「応援しています」といったメッセージを添えてくださる方、長年ご支援し続けている方、毎月定額をお振込みくださる方、金額や回数は様々ですが、それぞれの皆様からラオスの子どもたちを支援したいというお気持ちが伝わってきます。
皆様からいただいたご寄付に、心をこめて領収証やお礼状をお送りしておりますが、もっと感謝の気持ちをお伝えしたいといつも考えます。

そんな皆様への感謝の気持ちにかえて、今年私が出会った、学校や村の図書室を利用するラオスの人々の声を紹介します。

「この本面白いよ~」
休み時間に読み始めた本。
このあと、授業開始の鐘が鳴っても、本を読み続けていました。
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「ほら、この料理なら簡単に作れそうだよね」
「あらそうね、やってみようかしら」
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「学校が休みの時も、地域文庫で本を読むことが出来るんです。だから、両方あるのがとても助かります」
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「文庫を利用してどうかって? だって、本を読むってそりゃ楽しいよ。昔話の本とかも面白くってさ。」
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「この地域文庫以外に、私には本を読める場所がありません。だから、この場所が本当に必要なんです。」
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皆様からのご支援によって、このような嬉しい言葉を聞くことができました。
この1年間本当にありがとうございました。
新しい年もどうぞよろしくお願い致します。

【スタッフ赤井(ラオスに出張中)】

2017年12月 8日 (金)

みんなで折り紙!

サバイディー!ラオス駐在スタッフの政岡です。

今日は、私たちがラオスで広めようとしている折り紙を紹介させて頂きます。

子どものころ、日本の伝統的な遊び、折り紙に夢中になった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。インターネットで少し調べただけで、「折り紙」は子どもたちの「空間認識能力を向上させる」、「脳を活性化する」、「集中力や発想力を養う」と、良いこと尽くめ。

難しいことはさておき、折り紙は紙だけあればどこででもできるアクティビティーで、折り紙を体験した子どもたちの多くは大好きになります。自分の好きな色や柄の折り紙を選んで、自分ならではのオリジナルな作品が出来上がるので、出来上がった作品をうれしそうに持って帰る子どもたちも多いです。

「ラオスのこども」は、そんな折り紙を広めようと、「ラオス折り紙ハンドブック」を2014年に出版しました。
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ハンドブックは、私たちが支援している学校図書室や地域文庫の蔵書に入れています。図書室の開設時や訪問フォローアップ時には、折り紙の本を活用してもらおうと、スタッフは子どもたちや図書室の運営担当者の方たちと一緒に折り紙を行っています。

「学校図書室の地域への展開事業」の事業地、北部ルアンナムター県ナーレー郡モックチョン村の地域文庫を訪問した際に、折り紙で手裏剣作りを行いました。そのときの様子をご紹介します。なお、ALCのスタッフたちは「手裏剣」を「星」と言って紹介しています。

モックチョン村はルアンナムター県の中心部から車で未舗装の山道を1時間半ほど行ったところにあります。クム族という少数民族の村です。クム族の人たちの母語はクム語です。

ここの地域文庫は小さい小屋なので(以前にブログ「村のみんなでつくる地域文庫」でご紹介したところです)、近くにある小学校の教室をお借りして、折り紙教室を実施しました。子どもたち、地域文庫の運営担当者、地域文庫の運営ボランティアの中高生などが参加してくれました。

まずは、配られた2色の折り紙をそれぞれ細長く折ります。どの子も真剣そのもの。
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細長く折った2色の折り紙を組み合わせていきます。中央で子どもたちにお手本を見せているのは、左からナーレー郡教育事務所のスタッフの方、地域文庫運営ボランティアの中学生、ALCスタッフのパン。
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男の子たちも手裏剣づくりに夢中です。
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ボランティアのお姉さんが小さな女の子を優しくフォローする姿もありました。
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2色折り紙を組み合わせるところが少し難しかったようで、パンが「できたかなー?」と声をかけると子どもたちが「これでいいのかなあ?」「わからないから教えて!」とたくさん集まってきました。
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出来上がった手裏剣と一緒にパチリ!
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男の子も女の子も折り紙を楽しんでくれて、子どもたちが折り紙を楽しむ姿に、地域文庫運営担当者の方の顔がほころんでいました。

このように子どもたちが夢中になって取り組む折り紙をさらに普及するため、「ラオスのこども」は、小学校の先生や「子どもセンター」のスタッフ向けに「折り紙ワークショップ」を開催しようと冬募金に取り組んでいます。このワークショップを通して、先生方が折り紙を取り入れて、学校での活動をより楽しいものすることができますし、子どもセンターのスタッフの方々はセンターの活動をより魅力あるものにすることができます。どうぞ冬募金にご協力くださいますようお願い致します。http://www.deknoylao.net/news/news_201724.htm

【ヴィエンチャン事務所 政岡】

※「学校図書室の地域への展開事業」はJICA草の根技術協力の一環として実施しています。

2017年11月17日 (金)

最近、人気急上昇の本

サバイディー!ラオス駐在スタッフの政岡です。

私たちが支援している学校図書室や地域文庫で人気の本は、なんといっても絵本です。ラオスの絵本に加えて、「ラオス語絵本プロジェクト」で皆様にお送り頂いている「おおきなかぶ」や「3びきのやぎのがらがらどん」なども大人気です!絵本にラオス語の翻訳シートを貼ってラオスに届けてくださる皆様に心からお礼申しあげます。「おおきなかぶ」は、よく学校で子どもたちがお芝居にして楽しんでいます。
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ルアンナムター県のナムゲン小学校

実は、最近、人気急上昇の本があります。それはいったい何の本でしょう???
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それはお料理の本なんです!と言っても、一見したところお料理の本だと分からないですよね?この本は、ラオスで活動する日本のNGOが作成した職業訓練のテキストブックです。ぜひ多くの方に読んでほしいと寄贈して頂きました。

私たちが現在実施している「学校図書室の地域への展開事業」* で農村部に開かれた地域文庫には、これまでお料理の本を何種類か取り揃えていました。しかし、ラオス料理の本ばかりでした。「ラオス以外のお料理の本があったらなあ!」という声を、利用者からちらほら聞いていました。また、私たちが日本のNGOということもあり、「日本のお料理の本はないの?」と尋ねられることもありました。

そこに登場したのがこの本です。この本は、ラオス料理、西洋料理、日本料理の3冊セットになっています。紹介されている日本料理は、味噌汁、豚汁、ほうれん草の胡麻和え、冷奴、かぼちゃの煮物、筑前煮、肉じゃが、おでん、サバの味噌煮、茶わん蒸し、鶏のから揚げ、天ぷら、コロッケ、とんかつ、豚の生姜焼き、お好み焼き、だし巻き卵、親子丼、五目炊き込みご飯、カレーライス、おにぎりと盛りだくさんです。
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ヴィエンチャン県フアン郡のナプーン村地域文庫にて。
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蔵書登録作業をしていたお母さんは、手を止めて、つい読んでしまっています。

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ヴィエンチャン県フアン郡のバンドン村地域文庫でも、
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子どもたちも手に取っています。
こちらもバンドン村地域文庫にて。
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「へー!日本のお料理ってこういうのなんだねー」「おいしそうだねー」「作ってみようかなー」「作れるかなあ?」なんて本をきっかけに話がはずみます。1冊の本が読者の世界を広げ、新しい体験につながっていくのを見ることができて、私もワクワクした気持ちになりました。

村の子どもたちも大人たちも、本を通して新しい世界に出会えるように、引き続き支援してまいります。ぜひ応援をよろしくお願いいたします。

【ヴィエンチャン事務所 政岡】

*「学校図書室の地域への展開事業」はJICA草の根技術協力事業の一環として実施しています。

2017年11月10日 (金)

ラオス最大級のお祭り タートルアン祭り

サバイディー!ラオス駐在スタッフの政岡です。

少しご無沙汰してしまい失礼しました。
ヴィエンチャンは5ヶ月にわたる雨季が終わり、乾季に入りました。ほとんど雨が降らなくなり、気温が下がって最高気温で30度くらいです。とは言っても、湿度が低いので日本の30度よりはずっと過ごしやすいです。

先日、ヴィエンチャンではラオスで最大級のお祭り、タートルアン祭りが行われました。今日は、そのお祭りをご紹介します。

タートルアンはヴィエンチャンのシンボルと言えるラオス仏教のお寺です。ヴィエンチャンに遷都したセターティラート王の命により16世紀半ばに建立されました。高さ45mの黄金の塔で、中には仏陀の骨(仏舎利)が納められているのだそうです。
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タートルアン祭りは、毎年11月頃(太陰暦12月)の満月に行われます。全国から僧侶が集まると言われており、ラオスの仏教者にとって、もっとも重要な行事のひとつです。

お祭りの1週間ほど前から、タートルアンの前にある広場には見本市として企業やNGOのブースの出展があり、いろいろな屋台も立ち並んで、多くの人で賑わいます。

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タートルアン広場の入口

私がおもしろいと思ったのは、立ち並ぶ屋台が食べ物や飲み物の屋台だけでなく、携帯電話や洋服、大型スピーカーやマットレスなど日本のお祭りの屋台ではありえないものがいろいろあったことです。
広場には大型ステージが設置されていて、各民族の伝統舞踊などが披露されます。
この期間、毎日夕方はタートルアン方面へ向かう道が大混雑していて、さすがラオス最大級のお祭りということを実感しました。

お祭りの最終日(満月の日)は、早朝からたくさんの人々がタートルアンに集まり、僧侶による読経が行われ、人々は一斉にお祈りを捧げます。

タートルアンは暗くなるとライトアップされるので、私は夕方からお祭りに行きました。人々は火をともしたろうそく、お花、お線香を手に、タートルアンの黄金の塔の周りを時計回りに3周回ってお祈りを捧げます。
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3周回ったら、ろうそく、お花、お線香はタートルアンに捧げます。私も見よう見まねでお祈りを捧げました。
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日が暮れるにつれて、お参りにやってくる人がどんどん増えてきます。ライトアップされたタートルアンとお祈りを捧げる人々の姿はとても幻想的で厳かな気持ちにしてくれました。
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仏教国としてのラオスをあらためて感じる一日となりました。

タートルアン祭りは年1回ですが、タートルアンのライトアップは毎日行われています。皆様もヴィエンチャンにお越しの際は、ぜひライトアップされたタートルアンを訪ねてはいかがですか。

ラオスより、この国の人々の、そして皆様のご多幸を心よりお祈りします。

【ヴィエンチャン事務所 政岡】

2017年8月18日 (金)

村のみんなでつくる地域文庫

サバイディー!ラオス駐在スタッフの政岡です。

先日、「学校図書室の地域への展開事業」のフォローアップ活動で北部ルアンナムター県ナーレー郡を訪問してきました。今回は、そのときに訪問したモックチョン村地域文庫のことをお伝えします。

この事業では、学校での図書活動を地域へ広げていこう!ということで、学校図書室の分室として村に小さな図書室(地域文庫)を開設しています。16か所の事業対象地で地域文庫を開設していて、最後の開設となったのがモックチョン村です。

モックチョン村は、地域文庫を設置に適した場所がないため、開設の目処が立たない状況が続いていました。地域文庫は村事務所の一角に開設した村が多いのですが、モックチョン村には村事務所がないのです。

モックチョン村で地域文庫を開設するのは難しいかも・・・とスタッフみんなが思っていたところ、ある日モックチョン村から連絡がありました。「地域文庫のために小屋を建てていて、もう少しで完成します!」

村の人たちが建てた小屋に地域文庫を開設して半月後、できたてほやほやのモックチョン村地域文庫に私も行ってきました。

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小さくてかわいらしい建物です。村の中心にあり、学校からもすぐ近くです。

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地域文庫の運営ボランティアには大人だけではなく、中高生も加わってくれました。当会スタッフ、県・郡の教育局のスタッフも入ると、小屋の中はぎゅうぎゅう詰めです。

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フォローアップ活動をしていると、学校が休み時間になった小学生が本を読みに来てくれました。「小学生が毎日、休み時間に来てるよ!」と運営ボランティアさん。

村の人たちが大人も子どもも本に親しみ読書を楽しめるように、と進めてきた地域文庫。この光景を見て「地域文庫の理想的な姿だなあ」とうれしさがこみあげてきました。

とはいっても、モックチョン村地域文庫はできたばかり。大切なのはこの状態を村の人たちが持続していくことです。事業の最後まで、私たちもしっかりと地域文庫をサポートしていきたいと思っています。

地域文庫を運営する村の人たちへ、村の人たちをサポートする私たちへ、引き続き応援よろしくお願いいたします。http://www.deknoylao.net/news/news_201715.htm

【ヴィエンチャン事務所 政岡】

2017年1月19日 (木)

学校図書室フォローアップ  その3

サバイディー!ラオス駐在スタッフの政岡です。
前回に引き続き、学校での図書室フォローアップの様子をお届けします。

2日目の朝、私たちが学校に到着すると、図書室担当の先生と図書ボランティアが既に作業をしていました。前日にやりきれなかった新しい図書の蔵書登録作業を、自分たちだけでやっていました。

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自主的に動けているのは、いい兆候です!

子どもたちへのインタビューもおこないます。
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図書室をどのぐらい利用しているか、好きな本は何かを尋ねていきます。インタビューを受ける子どもたちはやや緊張気味・・・。好きな本の題名が思い出せない子には、「その本を持ってきて」というと、一目散に本棚へかけていき、お気に入りの本を見つけ出してきました。
一番人気は民話絵本。特に子どもたちの民族であるモン族のお話『シナーとユウ』は大人気です。

その後、子どもたちには教室へ戻ってもらい、先生を対象にした授業での図書活用研修の開始。今回のフォローアップで特に力を入れている部分です。

絵本の輪読、生物の本を使ったグループワーク、古典の詩の音読、読書感想文など盛りだくさんの内容です。日本ではおなじみの読書感想文ですが、読書が一般的ではないラオスでは読書感想文も馴染みがありません。先生たちは読書感想文を書いたことも読んだこともありません。そこで、今回は簡単なフォーマットで好きな場面を説明してもらう形式を紹介しました。

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先生たち、一生懸命読んで書いています。

全員が書き終わった後、一人づつ発表です。
他の人の読書感想文の発表を聞くことは、自分が知らない本を知るきっかけにもなりますよね?

このポンシヴィライ小学校、実は1年半前にスタッフが立ち寄った時は、あまり活発に活動できていませんでした。図書室は開いているものの本棚の本はぐちゃぐちゃで整理されず、お菓子のごみが散乱している状態。訪問したスタッフは、とても落ち込んで帰ってきました。その後、スタッフ達が交代で2回訪問し、じっくり丁寧にアドバイスしていった結果、状況が改善している様子を今回確認することができました。継続的な働きかけが重要だとあらためて感じます。

【ヴィエンチャン事務所:政岡】

2017年1月17日 (火)

学校図書室フォローアップ  その2

サバイディー!ラオス駐在スタッフの政岡です。
皆様、新年をどのようにお過ごしでしょうか。

さて、すっかり時間がたってしまったのですが、先月書いた「図書室フォローアップ」の様子の続きをお届けします。

 

1日目の午後は読書推進アクティビティを実施しました。読書推進アクティビティとは、本の読み聞かせや紙芝居の実演、演劇などを通してお話を楽しんだり、授業に本を活用したりすることです。図画工作やダンスなども含めて、子どもたちが本やお話の世界に親しめるように工夫しながら取り組んでいます。

今回は、詩の詠唱、絵本の読み聞かせ、紙芝居、劇と盛りだくさん!
詩の詠唱はピンとこない方が多いと思うのですが、ラオスでは詩がとても人気があります。韻を踏んだ詩に節をつけて、太鼓や手拍子でリズムを取りながらみんなで詠唱するのを「スーン」というのですが、これがとっても盛り上がるんです!

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「オーイオイオイオイ!ヒュー!」とかけ声をかけているところ。楽しそうでしょう?


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子どもたちの目が紙芝居にくぎ付け!


図書室担当の先生方と図書ボランティアの児童に集まってもらい、スタッフが実演して見せたり、コツを伝えたりしながら、先生や児童に実際にやってもらったりします。
これは、先生や子どもたちが普段どのように活動しているかを把握すると同時に、先生方の実力に合わせて、経験豊富なスタッフが新しいテクニックを伝えます。先生方は習ったことをすぐに実践してみることでテクニックを身に付けることができます。

「その3」へ続きます
【ヴィエンチャン事務所:政岡】

2016年12月22日 (木)

ヴィエンチャンでは、ひと足早く・・・part2

サバイディー!ラオス駐在スタッフの政岡です。

日本はクリスマスムード一色のことと思います。
こちらヴィエンチャンでは、12月20日に事務所併設の図書室で一足先にクリスマスのイベントを実施しました!


ラオスは仏教徒が多い国ですが、首都ヴィエンチャンでは、クリスマスやバレンタインデーなど欧米発のイベントが、年々一般化してきているようです。このあたりの感覚は、日本と似ているように感じます。

図書室は先週からクリスマスの飾りつけをおこなっていて、いつもよりもずっとキラキラしています。

イベント当日はいつもより多い50人ほどの子どもたちが図書室に集まりました!
スタッフはみんなでサンタクロースの帽子をかぶって、クリスマス気分を盛り上げてみました。


イベントの最初はプレゼントを持ってきた人が参加できる”プレゼント交換”。事務所スタッフたちもプレゼントを用意して参加しました。

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スラピー所長(中央右)からのプレゼントは色鉛筆セットでした


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プレゼントをもらってうれしいな!


そのあと、プレゼントを持ってきていない人も参加できる”プレゼント抽選会”をおこないました。
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みんなどんなプレゼントが出てくるのかドキドキ。


プレゼントは本や文房具を中心に用意しました。

イベントは学校の昼休み時間に実施したので、抽選会が終わると、子どもたちはプレゼントを抱えてうれしそうに学校へ戻っていきました。

皆様も楽しいクリスマスをお過ごしくださいね!皆様にも素敵なプレゼントが届きますように!

【ヴィエンチャン事務所 政岡】

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